くらし 八木山動物公園フジサキの杜60周年 ZOO(ずー)っと楽しく!八木山どうぶつ日和 第7回

10月15日で開園60周年を迎える八木山動物公園フジサキの杜。動物たちの生態や生活の様子、園の取り組みなどを紹介します

◆スマトラトラ
スマトラトラは、その名の通りインドネシアのスマトラ島にのみ生息しています。農園開発による生息地(熱帯雨林)の減少や毛皮を目的とした密猟などが原因で、個体数が減少。野生の個体は300~500頭と推定され、絶滅危惧種に指定されています。
しま模様の色が濃く、トラの中では最小の種で、体長は1.5~1.8メートルほど。ネコ科としては珍しく泳ぎが得意で、木も登ります。野生ではシカやイノシシなどの大きな動物や、鳥や魚などを捕らえて生活しています。また、トラの中で最も南側の地域に生息しており、寒さが苦手。園のスマトラトラは、冬の間は暖かいヒーターの上で過ごす日が多くなります。

◆開園当時の様子をプレイバック♪
1965年(昭和40年)10月15日、三居沢から八木山に移転し、現在の八木山動物公園が開園。
紅久株式会社(現ベニーランドの運営会社)の八木久兵衛氏から土地の寄付を受け、上野動物園初代園長・古賀忠道博士の指導の下建設しました。
開園式では向山小学校鼓笛隊100人が演奏し、島野市長は「野生動物の保護、増殖設備を持った、生きた教材の場です」とあいさつしました。

◆開園記念日特別イベント
10月12日(日)は開園記念日特別イベントを開催!
今年は開園60周年を記念して、ふれあい・えさやり体験や動物たちとの写真撮影など、園内各所で特別イベントを行います。当日は、中学生以下の方は入園料が無料になりますので、ぜひ家族そろってご来園ください!

問合せ:八木山動物公園フジサキの杜
【電話】229・0122【FAX】229・3159