くらし 【特集2】あなたの命を守る マイナ救急

■マイナ保険証の活用で救急活動を円滑に
119番通報で救急車が駆け付けた時、救急隊員は傷病者の名前や生年月日、かかりつけの病院などの情報を聞き取りしますが、病気やけがで苦しむご本人やそのご家族がこれらの情報を正確に伝えることが難しい場合もあります。
救急搬送をよりスムーズにするため、10月1日から、マイナ保険証(健康保険証として利用登録したマイナンバーカード)を活用した救急活動の実証事業「マイナ救急」が全国的に実施されます。マイナ救急では、救急隊員が傷病者のマイナ保険証を活用して受診歴や処方された薬などの医療情報を閲覧します。これにより、適切な処置や円滑な搬送先医療機関の選定につなげることができるほか、傷病者の説明負担も軽減されます。
市では、5月から4隊がマイナ救急を先行実施しており、10月から全29隊(※)が実施。命を守る救急活動の迅速化・円滑化につながる取り組みに、ご理解をお願いします。
※高度処置救急隊を除く

■マイナ保険証を活用した救急活動の流れ
・傷病者が情報閲覧に同意する
※生命、身体の保護のため必要な場合であって、傷病者が意識不明などのために同意を取得することが困難な場合に限り、同意なしで医療情報を閲覧することもあります
・救急隊員がマイナンバーカードを読み取る
・隊員が医療情報を閲覧する
〔マイナ保険証から分かる情報〕
病歴
薬の処方歴
病院の受診歴
・より適切な処置や搬送先の選定につながり、搬送先医療機関で治療の事前準備ができる

■マイナ救急にはマイナンバーカードの保険証登録、携行が必要です!
傷病者のマイナ保険証がなければ、マイナ救急は実施できません。もしもの時に備えて、マイナンバーカードを保険証として利用登録し、普段から持ち歩いていただくようお願いします

■QandA
Q 救急要請には必ずマイナ保険証が必要になるの?
A 必ず必要になるわけではありません。マイナ保険証をお持ちでない場合は、口答で聞き取りを行います

Q 救急隊員に、救急活動に関係ない個人情報も見られてしまうの?
A マイナ救急に使用するシステムで救急隊員が閲覧できるのは、氏名や住所などのマイナンバーカードの券面上に記載されている情報と、受診歴や薬剤情報などの医療情報のみです。税や年金など、救急活動に関係のない情報は閲覧できません

問合せ:消防局救急指導課
【電話・FAX】308・5119