くらし 市政トピックス

◆「独眼竜」を再び―大河ドラマの実現に向けて
伊達政宗公没後400年を迎える令和18年(2036年)に、その生涯をテーマとした新たな大河ドラマの実現を目指して、10月14日、「伊達政宗公の大河ドラマを誘致する会」が設立されました。
本会は、伊達家にゆかりのある自治体や関係団体全59会員で構成。各団体が連携しながら放送局への働きかけやゆかりの地の魅力発信などを行い、誘致の機運を高めることなどを目的としています。
同日に仙臺緑彩館で設立総会が行われ、会長を務める郡市長は「誘致活動を通じて、政宗公の魅力を全国に発信し、地域の活性化、観光振興、さらには歴史文化の継承につなげたい」と誘致の意義を語りました。また、東北大学名誉教授・平川新氏による記念講演が行われ、政宗公の生涯やその歴史遺産の魅力を共有しました。
今後は誘致の実現に向けてイベントなどで署名を呼びかけ、100万筆の署名を目指します。
誘致活動や署名について詳しくは市ホームページをご覧ください

◆心の壁を越える交流体験―心のバリアフリー授業
市では、市内の小・中学生を対象に、障害のある方との交流を通して障害への理解を深める「心のバリアフリー推進事業」を実施しています。
10月6日に北中山小学校で、宮城県障害者総合体育センター所長で東京パラリンピック車いすバスケットボール日本代表女子チームのヘッドコーチを務めた岩佐義明氏、車いすバスケットボール日本代表候補の伊藤明伸選手との交流会が行われ、4年生の児童72人が参加しました。
初めの講話では、岩佐所長が通常の車いすとスポーツ用車いすの違いや、車いすを使用している人にとって街中の段差が大変なこと、それを乗り越える技術を身に付けていることなどを説明。続いて伊藤選手が車いすでの走行やシュートを実演すると、スピード感あふれる動きと巧みな車いす操作に児童から感嘆の声が上がりました。
その後、実際に児童が車いすに乗り、操作やシュートを体験。最後に伊藤選手と一緒にミニゲームをして盛り上がり、楽しみながら車いすでのスポーツについて学んでいました。また、児童たちは、休憩時間にも伊藤選手に話しかけるなど、積極的に交流を楽しむ姿が見られました。
交流会後、児童からは「車いすを動かすこととバスケットボールを一緒にやるのが難しいけど楽しかった。家族や友達にも伝えたい」といった感想が聞かれました。

◆地域の防犯活動に貢献された方を表彰
市では、10月15日に行われた全国地域安全運動第37回仙台市大会で、6団体・86人の方々を表彰しました。このうち、防犯功労団体、防犯功労者、退任感謝状を贈呈した方は、次のとおりです(順不同・敬称略)。

〔防犯功労団体〕
北光親和会、大野田防犯協会、木町通地区防犯婦人部、大梶町内会防犯・交通部、市名坂町内会、松森台町内会

〔防犯功労者〕
※詳しくは本紙をご覧ください。

〔防犯指導隊員・防犯女性部員退任〕
※詳しくは本紙をご覧ください。

◆新しい宮沢橋の姿に迫る―現場見学会を開催しました
9月13日、現在建設中の「宮沢橋」の工事現場の見学会を開催しました。
広瀬川に架かる宮沢橋は、公共交通を中心とした交通体系や、災害時も含めた人流・物流などの都市活動を支える道路ネットワーク整備の一環として架け替えが進められており、橋の上の道路は、現在の片側1車線から片側2車線へと拡大されます。
見学会には、こどもから大人まで466人が参加。普段は立ち入ることのできない工事現場を見学しながら進捗状況の説明を聞いたほか、最新の土木技術に触れる体験や、重機の乗車体験なども行われ、新しい宮沢橋の広さを実感できる貴重な機会となりました。
新しい宮沢橋は現在の橋の上流約30メートルの位置に建設しており、令和8年9月に開通を予定しています。