- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県名取市
- 広報紙名 : 広報なとり 令和7年6月1日号
■今年度の全国統一標語は「歯みがきで丈夫な体の基礎づくり」です。
自分の歯でしっかり噛んで美味しく食べること、楽しくしゃべり、笑える元気な歯や口の健康は、人生100年時代を心豊かに、楽しく生きる力を支えます。
■名取市歯と口腔の健康づくり推進条例(令和6年9月制定)
市では、市民のむし歯予防、歯周病予防等に係る施策や歯科口腔保健に関する正しい知識やその重要性について普及啓発を図り、歯と口腔の健康づくりに関する施策を総合的かつ計画的に推進していくことを目的に、歯と口腔の健康づくり推進条例を制定しました。
■名取市歯と口腔の健康づくり推進プラン(令和7年3月策定)
基本目標は、「一人ひとりが、生涯にわたり歯と口腔の健康づくりに取り組み、健康で質の高い生活を目指す」です。生涯おいしく食べるためにむし歯・歯周病予防、早期発見、早期治療を行うことや歯と口腔の健康を保持することが全身の健康に関係し、健康寿命の延伸につながることを普及します。また、誰もが歯と口腔の健康に取り組みやすい環境づくりに努めます。
■歯と口腔の健康づくりのために、日頃から意識して取り組んでみませんか
★かかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯科健診を受診する
かかりつけ歯科医でむし歯・歯周病の早期発見、早期治療を行うことで、歯の喪失を予防することができます。
★適切な歯みがきを行い、歯や口腔を清潔に保つ
歯ブラシと補助的清掃用具(デンタルフロス・歯間ブラシ等)を使い、毎日の歯みがきを丁寧に行うことで歯垢を落とすことができます。
★フッ化物を利用する
フッ化物には、歯質を強化し、細菌の活動を弱め、再石灰化を促進する働き等があります。
★ゆっくり、よく噛んで食べる(ひとくち30回程度噛む)
よく噛むと唾液の分泌量が増えるためむし歯のリスクが下がります。
乳幼児期からよく噛んで口腔機能を高めておくことは、成人期になってからの摂食嚥下と関係し、高齢期の口腔機能の低下予防にも繋がります。
★規則正しい食生活を心がける
時間を決めず「ダラダラ食べ」をすると、口の中が酸性に傾いた状態が続くため、再石灰化が追い付かず、歯が溶け続けむし歯になりやすくなります。
★禁煙に取り組む
喫煙は歯周病のリスクを高め、歯周病治療の効果を低下させます。