- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県名取市
- 広報紙名 : 広報なとり 令和7年6月1日号
分電盤の点検商法に関する相談が2024年度に急増しています。分電盤は、内部に屋内配線の安全確保等のためのブレーカーが内蔵されており、一般的に玄関や洗面所等に設置されています。
【相談事例】
●契約している電力会社に委託されたと言う業者から「分電盤の点検をする」と電話があった。昨日訪問してきて、点検後に「分電盤が古いので漏電する可能性もある。危険なので交換した方が良い」と言われた。漏電したら困ると思い、約23万円で契約し、数日後に工事予定だ。念のため、契約している電力会社に確認したところ「この業者は当社とは関係ない」と言われた。不審なので解約したい。
●分電盤は15年で交換することが法律で決められていると言われ契約してしまった。
●漏電による火災は保険が下りないと言われ不安になり契約してしまった。
【トラブルに遭わないためのアドバイス】
●分電盤を含む家庭用の電気設備については、4年に1回の法定点検が電力会社に義務付けられています。法定点検の場合は、必ず事前に書面で通知の上、登録調査機関の調査員証を携帯した調査員が来ます。点検後にその場で何らかの契約を勧誘することはありません。
●分電盤に限らず、点検を持ち掛ける突然の電話や訪問には注意し、安易に点検させないようにしましょう。
●その場では契約せず、十分に比較・検討しましょう。
●クーリング・オフ等ができる場合もあります。
その場で契約せず、十分に比較・検討しましょう!
おかしいな・困ったなと思ったら、ひとりで悩まず、ご相談ください。
■消費者ホットライン
【電話】188
■消費生活相談窓口
【電話】724-7165