- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県名取市
- 広報紙名 : 広報なとり 令和7年9月1日号
下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」を念頭に、立春から数えて210日(暦において台風の時期であり、注意が必要とされてきた日)を過ぎた220日を「下水道の日」とし、定められました。名取市の下水道は「分流式」と呼ばれ、雨水と汚水を別々に分け処理しています。
■大雨のとき
汚水管に雨水が侵入しマンホールから溢れ出たり、管の流れが悪くなるときがあります。また各家庭のトイレや排水口から「ゴボゴボ」という音がした場合も、流れ込んだ大量の雨水が管内の空気を押し上げることで起こるものです。天候の回復や時間の経過とともに収まりますが、降雨量が多い場合は上流からの水量が増えるため、下流の地域ではその後もしばらく続くときがあります。多くは自然に収まる現象です。下水道施設の破損によるものではありませんのでご理解をお願いします。
以上のことは、短時間に集中して大雨が降ったときに起こる場合が多いので、その際はできるだけ生活排水の抑制にご協力をお願いします。
■道路側溝や雨水ますに汚水を流さないようにしましょう
雨水以外の生活排水等が道路側溝や雨水ますに流れてしまうと、水路や雨水管を経由し河川へ放流され、水環境に影響を及ぼすこととなります。洗剤を使用した洗車時の排水は汚水となりますので、ご自宅での洗車の際は水洗い程度とし、洗剤を使用する場合には、洗車場等をご利用いただくようご協力をお願いします。
■公共桝の誤接続調査を実施します
雨水が汚水へ流入する経路は様々ですが、汚水管へ流入する雨水を総称して「不明水」と呼びます。この原因の一つとして、本来雨水管へ接続する雨どいや外水栓の配水管が、誤って汚水管に接続されてしまう「誤接続」が考えられます。市においても市内をブロック分けし、誤接続調査を行なっています。
今年度は、名取が丘地区が該当地区となっていますので、調査の際はご協力をお願いします。
■公共下水道接続のお願い
公共下水道は、整備後3年以内の接続が義務づけられています。該当する地域の人は速やかに水洗化をお願いします。
·接続の相談は、市の排水設備指定工事業者へ。
·トイレの水洗化に伴い、市による資金融資のあっせん及び利子の補助制度があります。詳しくはお問い合わせください。
問合せ:下水道課
【電話】724-7131