くらし 名取人[第34回]

名取市消防団本部
女性消防隊 隊長 佐藤君子さん
思い合える仲間と、無理なく、自然体で

「地域の役に立てることが、何よりの励みです」
そう語るのは、名取市消防団本部・女性消防隊の佐藤隊長。地域とのつながりを大切にしながら、幼稚園や保育園での防災紙芝居、高齢者への防火指導など、防火・防災意識の啓発活動に力を入れています。
入隊のきっかけは、平成16年、横浜市で行われた全国消防操法大会でした。当時所属していた婦人防火クラブから選抜され、宮城県代表として参加したことが始まりでしたが、気づけば自分の意志で、消防隊としての道を歩んでいたそうです。
平成29年4月に隊長に就任して以降、現在は13名の女性消防隊員で防災啓発活動に尽力。隊員同士の雰囲気が良く、互いに支え合える関係が活動を継続する力になっており、地域の方々から感謝の言葉をもらうたびに「やっていて良かった」と実感するそうです。
今後は、PR動画の作成なども行い、若い世代により関心を持ってもらえる団体づくりを目指しています。「少しでも興味があれば、雰囲気を感じに来てみてください。地域を思う気持ちがあれば、誰でも大歓迎です。」
佐藤隊長のあたたかなまなざしが、今日も地域の防災を支えています。