くらし 消費生活情報 ~「はいはい学校」巧みな商法~

数十年程前「はいはい学校」と呼ばれ、いろいろな商品を格安販売またはプレゼントする商法が流行しました。仮設店舗などで2~3か月ほど説明会を開き、健康食品や健康器具、貴金属、布団や電化製品等様々な物品を販売していました。
商品説明をした後に、これが欲しい人と呼びかけ「はいはい」と手を挙げた人に販売するという内容です。会場を巧みな話術で盛り上げて気持ちを高揚させ、景品をタダで貰っているのに何か買わないといけないと思い込ませる等、一種の催眠状態を作り上げる商法です。他の人は買わないのに、自分は購入できるという優越感も与えられます。現在はSF商法または催眠商法と呼ばれ、コロナ禍の時期は一時期減少しましたが最近はまた増えています。
あとから落ち着いた時になぜこんな高い物を買ってしまったんだろうと後悔しても、店舗購入の為クーリングオフはできません。
もし販売員が「この健康食品を食べて病気が治った」「この健康器具を使っていれば、病気にならない」など効能効果を宣伝した場合には、健康増進法・薬事法・景品表示法・特定商取引法・消費者契約法などさまざまな法令違反となり契約の取消ができる可能性があります。健康食品は医薬品ではないので、効能効果を宣伝することはできません。健康器具・機械も同じです。宣伝内容を可能であれば録音しておく、またはメモにしておく、チラシを保存する等の証拠が必要となりますが、残念ながら録音を認める会場は無いと考えてください。楽しい会話、親切な対応は心地よくもありますが、注意深くなってください。

◆甘い言葉にご用心 
世話やきセミナーで「もしもし亀よ」の曲で唄う替え歌
※詳しくは本紙をご覧ください。

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