- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県亘理町
- 広報紙名 : 広報わたり 令和7年12月号
■町内産米で子育て支援
わたり子育て応援米配付
町では、物価高騰の影響を受けている子育て世帯の経済的負担を軽減するとともに、子どもたちの健やかな成長と食育の推進を図ることを目的として、子育て世帯を対象に「わたり子育て応援米」の配付を行いました。
10月29日~31日の期間で、18歳以下の子どもがいる2,597世帯を対象に、子ども一人あたり4kgの町内産ひとめぼれの新米を配付しました。山田町長は「地元で取れた新米を味わってもらうことは、地産地消の大切さを知る機会にもなる。各家庭で子どもたちがこの新米を食べて、笑顔になることを期待している」と話しました。
■自分も友達も大切に
人権教室・人権の花活動
町内保育所・園および幼稚園9ヵ所で、町人権擁護委員による人権教室および人権の花活動が実施されました。
この活動は、ヒヤシンスの水栽培を通して、命の大切さと育てる楽しさを体験することと、人権尊重啓発の動画を視聴し、優しい思いやりの心を学ぶことを目的に実施しています。
このうち、10月22日に実施した吉田保育所の園児は、「仲間はずれにされると悲しい気持ちになる。誰も悲しい気持ちにならないようにみんなで仲良くしたい」「花がきれいに咲くように家族で大切に育てたい」と話しました。
■多文化共生を目指して
外国人材受入促進セミナー
11月12日に役場で、「みやぎ外国人材受入促進セミナーin亘理」が県と町の主催、亘理山元商工会の共催で開催されました。
これは、県内企業の深刻な人手不足対策として、より多くの企業に外国人材の雇用を検討してもらうため、外国人材採用企業の事例紹介、手続きや費用に関する情報提供を目的としています。
当日は、町内企業19社が参加し、外国人従業員を受け入れるために必要な知識や事前準備などの説明を熱心に聞いていました。
■郷土料理で地域とつながる
吉田中はらこめしづくり
10月28日、吉田中学校で吉田婦人会の方を講師に迎え、はらこめしづくりが行われました。
これは、地域の方々に郷土料理の作り方を学び生徒自身が作ることで、郷土愛の醸成を目的に毎年実施しているものです。
生徒は、婦人会の皆さんとコミュニケーションを取りながら、はらこを塩水の中で慎重にほぐしたり、サケの切り身やはらこに味をつけました。生徒は、完成したはらこめしを見て「おいしそう!早く食べたい!」と喜んでいました。
■企業の力で安全を学ぶ
保育所交通安全教室
10月中旬から下旬にかけて亘理・荒浜・吉田の町立保育所3ヵ所で、佐川急便白石営業所の協力のもと、交通安全教室が実施されました。
これは、一人でも多くの子どもが危険を回避できるように、交通ルールを守る大切さを伝えることを目的に実施されたものです。
信号機を使用した横断歩道の渡り方の実践では、青信号に変わったことを確認した後に左右確認を行い、手を挙げて渡る練習をしました。また、園児はトラックに乗車し死角を確認することで、トラックの近くで遊ぶことがなぜ危ないのかを学びました。
■伊達家のつながり現世でも
亘理小姉妹校交流
10月30日、31日に亘理小学校で、姉妹校である北海道伊達市立東小学校の児童5人を迎え、姉妹校交流が行われました。同校は、北海道有珠山の噴火、宮城県沖地震で互いに見舞いを送ったことで交流を深め、昭和54年2月に姉妹校となりました。
歓迎集会では、互いの市町や小学校についての紹介、成実ばやしの披露や亘理にまつわる○×クイズなどが行われ、緊張していた児童の表情もほぐれ、笑顔が見られました。また、東小学校の児童は大雄寺や郷土資料館の見学を通して、亘理伊達家が結んだ伊達と亘理町のつながりを再認識した様子でした。
