スポーツ 【特集】アクアゆめクラブ(3)

◇体力に自信があるけれど、運動不足?
令和4年に実施した町民へのアンケート調査では、「体力に自信がある」という人は半数以上、運動不足だと感じている人が6割以上いました。
次に令和4年のスポーツ庁の調査では、週1回運動する人の全国平均が52・3%に対し、七ヶ浜町民は33・7%と低かったんです。特に低かった年代は、30代から50代までの働く世代でした。ゆめクラブの催しにも参加が少ないですね。
七ヶ浜町民が、健康に生活できる期間の「健康寿命」が、県内で低いのは運動不足も影響しています。七ヶ浜町はベッドタウンですので、平日は仕事から帰ってくるのが遅く、帰宅後に運動するのは難しいのかもしれませんね。
町民へのアンケート調査で、「どういうスポーツをしていますか?」と聞いたところ、ウォーキングや水泳、ヨガなどが人気で、チームでするスポーツは減る傾向にあるようです。
チームのスポーツだとメンバーの日程調整などがあり、わずらわしいのかもしれませんね。一人なら気軽にいつでもできます。コロナ禍を経て、今の傾向なのではないでしょうか。
ゆめクラブが今、特に力を入れているのが、その30代から50代までの子育て世代です。休みの日に家族が子育て中のところ、自分だけが運動に出かけづらいと思いますので、お子さんと一緒に参加する親子ゆめ運動会を企画しました。
また、スポーツ教室などで、片隅で様子をみている保護者に、「どうせなら一緒にやりませんか?」とお声がけするんです。
町の観光協会と一緒に菖蒲田浜で「ビーチでスポーツ交流会」をした時には、5色綱引きや旗を奪い合うビーチフラッグスなど、参加した保護者の皆さんも本気になりだして、大好評でした。
わあっと盛り上がって「楽しかった!」と言っていただくのが、何よりもうれしいですね。

◇運動+アルファ。海にかかわる企画もしたい
今はマスコミなどでいろいろなスポーツが紹介されます。アンケートで人気が高かったボルダリング(岩や壁を上るスポーツ)をする時は、仙台市に出かけました。
シーカヤックの時には、野々島(塩竈市)に行きました。逆に仙台のスケートボード協会の人を講師に招いた時もありました。
町内で体験する場所がない時は町外に出かけ、専門の講師がいない時は、他団体から招くなど、ニーズに合わせて柔軟に活動していきたいと思っています。
せっかく海の近くに住んでいるのにもったいないですから、これからは海にかかわる企画もしていきたいと思っています。単に砂浜で遊んだり、泳いだりするだけでなく、着衣水泳を学んだり、海について学んだりしなが
らスポーツを楽しめたらいいですね。また、運動、食事、睡眠について学ぶ健康教室も企画したいですね。
これからは、運動+アルファで、スポーツの魅力をどんどん発信していきたいと思っています。

◇まずは、バイキングのようにスポーツを味わってみて!
今年でアクアゆめクラブが発足して21年目です。私たちの夢は、ゆめクラブに通った子どもたちが、大人になった時に指導者として戻ってきてくれることや子ども連れで参加してくれるように、世代がつながっていくことです。
ゆめクラブに皆さんが来て、スポーツをして遊んでいく。そういった輪が広がることも私たちの大きな夢です。
アクアゆめクラブの認知度は上がってきていると思います。これから、いかにスポーツの面白さ、楽しさを伝え続けていくかでもあります。
皆さん、目の前にあるバイキング料理を食べるように、まずはいろいろなスポーツを味わってみませんか?1回だけだとわからない時は、1ヵ月無料体験もあります。
まずは、アクアゆめクラブに気軽に遊びに来てください!

※詳しくは広報紙P.2~7をご覧ください。