- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県利府町
- 広報紙名 : 広報りふ 令和7年5月号
「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。
■利府町消防団・新団長
伊藤 友一(いとう ゆういち)さん
1956年利府町生まれ。2002年6月、利府町消防団に入団。第5分団(管轄区域…町加瀬)に所属し、2012年に班長、2014年に部長、2019年には分団長に昇進。2023年に利府町消防団の副団長となり、2025年4月1日付で団長に就任。2022年10月、利府町の令和4年度功労者表彰(治安功労)、2024年には宮城県消防協会塩釜地区支部長表彰を受賞。
◇『自らの地域は自ら守る』。まちの消防団に、あなたの力を!
「消防団は地域防災の要です。『自らの地域は自ら守る』という使命と誇りを胸に、住民の皆様の安全・安心のため、より一層の知識・技能の向上に努め、防災体制の充実強化を図ってまいります」と抱負を語るのは、4月1日付で団長に就任した伊藤友一さん。平成14年に町加瀬地区の運動会で当時の分団長に声をかけられたのをきっかけに入団し、会社に勤務しながら消防団員として尽力されてきました。消防隊員の役割は、火災時の初期消火や消防隊員の後方支援と、災害時の救助活動や避難誘導。平常時は町内パトロール(※1)などの火災予防活動を中心に、消火訓練や放水訓練のほか、夏季訓練や塩釜地区の連合演習等もあります。また、どんと祭などで警戒にあたる他、町や各町内会の防災訓練に消防士の方々と参加するなど、様々な場で活躍しています。「消防団の魅力は、活動を通じて地域の方々の信頼を得られ、頼りにされること。団員同士、また地域の方と交流を深めることもできます」と伊藤さん。「現在82人(※2)の消防団員がローテーションを組み、家庭や仕事の状況に合わせて活動していますが、団員不足が最大の課題です」。「町内在住または勤務する18歳以上の方であればどなたでも団員になれ(※3)、消火活動だけでなく火災予防や応急手当の普及啓発、広報等の仕事もあるので、学生の方や女性も大歓迎しています。地域の安心・安全を守るまちの消防団に、ぜひ、あなたの力を貸してください!」とお話いただきました。
(※1)月1~2回の町内パトロール(管轄区域内)、春・秋の巡回パトロール、年末の火災予防運動など。
(※2)2025年4月1日現在の消防団員数。
(※3)昨年より「満18歳以上55歳未満」の年齢制限を撤廃。55歳以上の方も入団可能。