- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県横手市
- 広報紙名 : 市報よこて 令和8年2月号
文化審議会(島谷弘幸会長)は、令和7年12月19日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を得て、新たに横手市に所在する出羽金沢城跡を史跡に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
近日中に行われる官報告示を経て正式に指定されると、全国では1923件、県内では14件、市内では大鳥井山遺跡附陣館遺跡に次ぐ、2番目の指定となります。
■出羽金沢城跡
一 所在地 横手市金沢字安本館
二 面積 1万5090平方メートル
三 指定理由
特別史跡名勝天然記念物及び史跡名勝天然記念物指定基準
「(二)都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡」
※横手市では『金沢城』がなじみ深いですが、すでに石川県に『金沢城跡』が指定となっているため、『出羽金沢城跡』が国指定名称となりました。
■中世後期から近世にかけての国指定の城跡は、県内では安藤氏の檜山城跡(能代市)と脇本城跡(男鹿市)のみです。東北地方では、伊達政宗の仙台城、最上義光の山形城などがあります。
■出羽金沢城とは
出羽金沢城跡(でわかねざわじょうあと)は、横手盆地内の要衝(ようしょう)の地に築かれた大規模な山城で、室町期は青森県を本拠とした南部氏、戦国期は戦国大名小野寺氏や六郷氏の家臣金沢氏の『境目の城』として機能しました。
南部氏と小野寺氏、六郷氏と金沢氏と小野寺氏といった大規模領主の勢力圏の境界であり、かつ羽州街道沿いに位置する交通の要衝である出羽金沢城は、戦国期の政治的、軍事的な情勢とその変化を知ることができる城郭として重要です。また、城跡の保存状況も良好であり、我が国における中世後半から近世初頭にかけての築城技術を知る上でも重要です。(文化庁資料より)
■お城の見どころ
文化庁から、城跡が良好に残っていることが評価されています。特に金澤八幡宮のある二の丸地区や相撲場がある北の丸地区では、石垣のように壁がそそり立っている『切岸(きりぎし)』が見どころです。また、城跡の要所には、人の往来を遮断する『堀切(ほりきり)』や『竪堀(たてぼり)』、『横堀(よこぼり)』などが構築されており、お城の防御機能が強化されています。
今年度から、市では出羽金沢城跡のお城の構造を学ぶ『城あるき』を開催していますが、次年度以降も継続するほか、報告会の開催などを通じて、出羽金沢城跡の魅力を伝えていきます。
■後三年合戦金沢資料館でギャラリートークを開催します
出羽金沢城跡が国指定史跡へ答申されたことから、その内容について、当館学芸員が展示パネルと出土遺物を通して、分かりやすく解説します。
日時:令和8年2月7日午前11時~
場所:後三年合戦金沢資料館展示室
入館料:100円
申込み:不要(直接資料館へお越しください)
問合せ:後三年合戦金沢資料館
【電話】37—3510
