- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県横手市
- 広報紙名 : 市報よこて 令和8年2月号
横手市長 髙橋大
市生涯学習館Ao‐naが、県内の木造・木質化のモデルとなる建築物として、『ウッドファーストあきた木造・木質化建築賞』の特別賞をいただきました。昨年8月には、館内の照明が評価され、(一社)照明学会東北支部より照明優秀技術賞を、12月には、シンボルロゴや館内表示が(公社)日本サインデザイン協会の『東北地区デザイン賞』を受賞しています。来館者数が先月で60万人に達しましたが、市民が集う学びの場として、木のぬくもりや温かな照明、親しみあるデザインも大きく寄与しているものと思います。
さて、Ao‐naは学生の皆さんをはじめ、多くの若い方に利用いただいていますが、彼らのほとんどは方言を使わず、共通語(標準語)で会話している姿を見かけます。
今から100年ほど前の横手市に、きれいな共通語を話す人たちがいると評判になった旧西成瀬村(増田地域)があります。旧西成瀬小学校の『ことば先生』こと、遠藤熊吉(くまきち)は、方言を悪い言葉と決めつけず、必要な場面では共通語が使えるよう、分かりやすく教えたそうです。この教えが引き継がれ、共通語を話す卒業生を一世紀にもわたって送り出した旧西成瀬村は、『標準語村』と呼ばれ全国に紹介されました。
子どもたちには共通語を使いながらも、横手市の気候や風土、暮らしから生まれた昔ながらの方言も大切にしてもらいたいと願っています。
■遠藤熊吉
明治7年旧西成瀬村(増田地域)生まれ。東京で学んだ後、ことばの指導に取り組む。
