- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県横手市
- 広報紙名 : 市報よこて 令和7年11月号
■横手城南高校 秋の風物詩『なべっこ』
横手城南高校で伝統的に行われている、1・3年生による『なべっこ』。10月8日に行われた今年のなべっこでは、生徒たちは学年ごとに各班に分かれて、思い思いの料理を楽しみました。
「なべっこと言えばいものこ汁だと思いますが、班ごとにメニューを決めるのが城南高校風です」と話すのは、3年生の藤原怜央(れお)さん。「他の班で何を作っているのかを見たり、それをシェアして食べたりするのが面白いです」と、城南高校ならではの楽しみ方を教えてくれました。また、同じく3年生の森川凌平(りょうへい)さんと鈴木諒仁(りょうと)さんは、「縦割り班ではなくクラスメートだけで行うのが醍醐味(だいごみ)」だと言います。「火おこしや具材を入れる順番など苦戦もしましたが、大人の力を借りずにみんなで作ったものは格別においしい」と笑顔で話してくれました。高校に入学して初めてのなべっことなった1年生の杉山諒吏(りつ)さんは、「小・中学校より大人数で活動するのが楽しかったです。料理の順番を間違えたり、忘れ物をしたりなどのトラブルもありましたが、それも含めて良い思い出になりました」と、出来上がったカレーをおいしそうに頬張りながら話してくれました。
横手城南高校の生徒にとって『なべっこ』は、体育祭や学校祭に次ぐ人気行事。普段の勉強や部活動から少し離れて、クラスメートと笑い合いながら鍋を囲む生徒たちの姿がとても印象的でした。
