くらし 6月は男女共同参画推進月間です

■男女共同参画社会とは
男性も女性もあらゆる分野で対等に参画する機会が確保され、男女共に平等に責任を担う社会のことです。
市は、男女共同参画社会の実現に向け、「第4次鹿角市男女共同参画計画」で行動目標を定め、各種施策に取り組んでいます。
男女共同参画社会の一層の実現に向け、男女がお互いの立場を理解し、共に考え、共に責任を担う社会をつくりましょう。

■今年度の取り組み
▼推進会議の開催
計画を着実に進めるため、推進委員の皆さんと取り組み内容について話し合いをします。

▼アンケートの実施
市内の高校生および、市内事業所とその従業員それぞれを対象に、アンケート調査を行います。

▼基礎講座の実施
市内事業所と市民を対象に、講師を招き、男女共同参画についての講座を開催します。

▼ワーク・ライフ・バランス優良企業表彰
ワーク・ライフ・バランスについて、優れた取り組みをしている企業を表彰します。

▼第4次鹿角市男女共同参画計画における取組状況

※1 平成27年度からの累計値。
※2 平成28年度からの累計値。
※3 令和5年度の実績値。

■「仕事」と「生活」の調和に向けて
令和6年度鹿角市ワーク・ライフ・バランス優良企業表彰
ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事」と育児や介護、趣味といった「仕事以外の生活」との調和を図り、その両方を充実させる働き方・生き方のことです。
市では、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて優れた取り組みを行っている企業を表彰しています。令和6年度に受賞された株式会社柳沢建設の取り組みを紹介します。

▼株式会社柳沢建設
従業員数:44人(うち女性5人)
管理職:15人(うち女性2人)
事業所概要:大正2年の創業以来、「和を以て貴しとなす」を企業理念に協調・協和を大切にし、地域の未来発展のために鹿角地域とともに活動しています。

○主な取り組み
・女性管理職の登用を積極的に実施。研修会などの参加や資格取得により女性自身の意識改革を推進。
・仕事上の悩みやメンタルヘルス、ハラスメントなどの相談窓口として、総務部の男性2人、女性1人を担当者として配置。外部窓口として顧問弁護士を置き、相談しやすい体制を整備。
・産休・育休制度や介護休業制度について理解を深めるため、外部で実施している研修会に積極的に参加。
・育児休業は法定を超える期間の取得が可能(子が1歳2カ月になるまで)。
・スキルアップや資格取得への支援として、受験料や旅費、書籍購入費などを事業所が全額負担。また、試験合格者には祝い金支給のほか、国家資格を取得した場合は毎月資格手当を支給。

○柳沢社長に聞きました
Q.受賞した感想
担い手確保と育成が最も大きな課題の中、弊社ではワーク・ライフ・バランス推進の取り組みの一環として鹿角市で初めて秋田県版「健康経営優良法人」制度の認定を取得しました。さらなる健康経営を実践していくため、働き方改革のアクセルをもう一段、踏み込んでいきます。

Q.受賞による職員の意識の変化
積極的に有給休暇を取得し、生活にメリハリをつけることで、社員が健康で豊かな生活を送ることができ、心身ともにゆとりが生まれ、仕事へのモチベーションも高まりました。「第一に家族、第二は仕事、第三は休暇」をスローガンに掲げ、心身のゆとりが生産性向上につながる好循環を目指しています。

Q.今後の抱負
家庭、健康、仕事のワーク・ライフ・バランスを取ることで、従業員エンゲージメント(社員と会社の絆)のアップや企業評価・業績の向上、人材確保への好影響といったメリットが生まれると思います。社員が幸せを感じられる職場環境の実現に取り組んでいきます。

■あきた♡とも家事
「と」も家事で「も」っと豊かな「家」族の「じ」かん(あきた♡とも家事キャッチコピー最優秀賞)
県では、ワーク・ライフ・バランスの実現や誰もが自分の時間を持ち、社会や地域で活躍できるよう、すべての人が家事に主体的に取り組み、家族やパートナーと家事を分担する「とも家事(共家事)」の推進を宣言しています。

▼あきた♡とも家事で目指すこと
・女性に偏りがちな家事や育児の分担を見直し、誰もがワーク・ライフ・バランスを実現
・男性が家事や育児に参画することが当たり前の社会
・長時間労働の削減や有給休暇取得率の向上
・男性の育児休業取得率の向上

問合せ:生活環境課コミュニティ推進班
【電話】30-0202