- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県鹿角市
- 広報紙名 : 広報かづの 令和7年6月号
■誇りは住民のつながりの強さと行動力
谷内自治会は、八幡平地区南側に位置し、南北に約4キロメートルの田園に囲まれた自治会です。谷内の歴史は古く、鎌倉時代から室町時代に作られた板碑(石碑)や記念碑、磨崖仏(まがいぶつ)があるほか、鹿角42館と呼ばれる館のうち高館城(たかだてじょう)を含む3つの館の跡地があります。
当自治会の活動は、堰上げなどの環境美化、防災訓練、オジナオバナや七夕祭り、大日堂舞楽の五大尊(ごだいそん)舞などの伝統行事伝承などを行っています。
自治会内に「ほたるの里」があり、老人クラブによる小川の清掃や花だんづくりなどの長年の手入れによって、毎年7月頃から蛍の空中乱舞が間近で見られ、毎年多くの人たちが訪れています。
自治会の氏神である天照皇御祖(あまてらすすめみおや)神社に毎年しめ縄を奉納しています。しめ縄は、夏に刈り取ったスゲを乾燥させておき、12月の年の暮れに数日間かけて作り上げています。
自治会内の防災訓練を3年に1度、また、市や県、消防と合同の防災訓練を10年に1度行っており、合同訓練では、避難訓練や消火活動だけでなく、救急救命や人命救助、煙体験や炊き出しなどさまざまな訓練を実施し、安全・安心なまちづくりに取り組んでいます。
当自治会の誇りは、「住民のつながりの強さと行動力」です。今後さらに少子高齢化が進み、これまで取り組んできた自治会活動や伝統行事を続けることが困難な状況になるものと思いますが、この誇りを大切に、地区住民一丸となって、伝承し続けていきたいです。
▽会長
舘花一仁(かずひと)さん
▽谷内自治会(八幡平地区)
世帯数:156世帯
人数:約420人
問合せ:生活環境課コミュニティ推進班
【電話】30-0202