くらし 輝け!五城目びと29

■攻める剣道でこれまでの自分を超えたい
鎌田岳(たけし)さん
(秋田県立秋田西高等学校3年・新里町)
小学生の頃にスポ少の見学をした際、先輩方の凛々しい姿に心を打たれ剣道を始めたという鎌田さん。以降、高校3年生まで剣道に打ち込んできました。剣道の実戦では、竹刀の構え方が複数あります。鎌田さんは高校進学後、攻めを意識した「上段の構え」に切り替えたそうです。
普段は、週6日、3時間程度の練習をこなし、大きな大会の前には1時間半の朝稽古も行っています。鎌田さんは団体戦で先鋒を担っており、練習では常に実際の試合を想定し、試合本番ではチームの流れを作ることを心掛けているそうです。
鎌田さんにとって印象に残っている大会が、3月末に秋田県で開催された「魁星旗争奪全国高校勝抜剣道大会」。団体戦初戦、水沢工業高校(岩手県)を相手に、鎌田さんは先鋒として3連勝し、チームを勝利に導きました。鎌田さんは、「この大会がきっかけで、自信を持って他の大会にも臨めるようになりました」と自身の成長を語ります。
鎌田さんは、5月末に開催される高等学校総合体育大会に向け、「団体戦・個人戦共に全力を尽くし、ご指導いただいた皆さんに恩を返せるよう、今までの自分を超える結果を残したいです」と話していました。