文化 文化財・歴史 アラカルト

新庄開府400年(2025年)に向け、文化財・歴史アラカルト新庄の貴重な文たから化財を巡るシリーズ

円満寺は、藩主戸沢家の祈祷(きとう)所として角かくのだて館時代から厚く信仰され、寛永(かんえい)元年(1624)の新庄入部の際、初代藩主政盛(まさもり)の伯父甚盛法印(じんせいほういん)によって創建されたと言われています。
境内にある雷神堂は、棟札(むなふだ)※1によると、5代藩主正諶(まさのぶ)の時代の宝暦2年(1752)に五穀豊穣を願い建てられたと記されており、堂内には彩色された欄間(らんま)※2と雷神像が安置されています。
また、装飾が国指定史跡の新庄藩主戸沢家墓所の三号棟・四号棟と非常に似ていることから、同じ年代に建てられたものと推測されます。屋根は茅葺(かやぶ)きで、建築当初の姿をそのままに残す建物として貴重であることから、境内にある山門と共に令和4年に市指定文化財に指定されました。
※1 棟札:屋根の一番高い梁に取り付けられる、建築や修繕の記録が記された札のこと
※2 欄間:和室などの天井と鴨居の間に設けられた建具の一種

◎歴史センター
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