くらし 新年のご挨拶
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- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県新庄市
- 広報紙名 : 広報しんじょう 令和8年1月号
あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
振り返りますと、昨年は新圧開府400年という、本市にとって大きな節目の年でした。多くの市民や関係団体の皆さまのご協力のもと400年の歴史を大切に継承し、その思いを次の世代へつないでいくとともに、記念事業やさまざまな市民提案事業にご参加いただきながら、新庄の魅力と誇りを改めて実感することができました。中でも、若い世代が中心となって取り組んだ「開府400年記念ダンスプロジェクト」は、市民の皆さまに大きな感動と勇気を与えてくれました。伝統を受け継ぎながらも新しい表現に挑戦するその姿は、新庄の活力と創造力を全国に発信する素晴らしい機会となりました。
また「新庄まつり270年祭」では、例年以上のにぎわいを見せました。見事な山車行列や勇壮な囃子の響きが街を包み、訪れた多くの人々に新庄の魅力を伝えることができました。地域の歴史と文化を大切に受け継ぎながら、次の世代がその担い手として活躍する姿に、新庄の未来への希望を強く感じたところです。
一方で、昨年はクマの出没をはじめ、自然との共生や安全確保といった課題も浮き彫りとなりました。また、本市において大きな災害の発生はありませんでしたが、自然災害が相次いでおり、市民の命を守るためのまちづくりの重要性が一層強く示されています。市民の安心・安全を守るため、防災・防獣対策の強化や、迅速で正確な情報発信の充実に引き続き取り組むとともに、災害に強いまちづくりを着実に進めてまいります。
さらには、物価やエネルギー価格の高騰が続き、米価の上昇も地域経済に影響を与えています。こうした厳しい状況の中でも、市民生活の安定を最優先に、生活支援や事業者・農業者への支援を継続し、地域経済を下支えしてまいります。
少子高齢化や人口減少といった構造的な課題も、依然として深刻です。かつて4万人を超えた本市の人口は現在3万3千人を下回り、2050年には2万人を切ると推計されています。こうした現実を見据え、若者や子育て世代が希望を持って暮らせるまちづくりを進めることが、今まさに求められています。本市が誇る自然、歴史、文化などの地域資源をさらに磨き上げ、今やるベき最善の施策を一つひとつ着実に実行してまいります。
本年は、「新たな400年のはじまり」として、次の時代を見据えた挑戦の年にしたいと考えています。
市政運営にあたっては、「対話と決断」「未来への責任」を基本理念に掲げ、社会経済の変化を的確に捉えながら、真に必要な事業を見極めて進めていきます。DX(デジタル・トランスフォーメーンョン)による行政サービスの効率化や地域産業の高度化、GX(グリーン・トランスフォーメーンョン)を通じた脱炭素社会の実現など、未来を見据えたまちづくりを力強く進めてまいります。
また、地域経済を支える中小企業や農業者の挑戦を後押しするとともに、地産地消の推進や健康づくりの充実、観光やスポーツイベントを通じた交流人口の拡大を図ってまいります。子どもや若者が地域に誇りを持ち、自らの将来をこのまちで描けるよう、教育環境の充実や子育て支援の強化にも力を入れてまいります。さらに高齢者や障がいのある方などが安心して暮らせる体制づくりを進めるとともに、すべての世代が健康で、互いに支え合いながら暮らせる共生のまちづくりを進めてまいります。
これからの新庄市を、市民の皆さまとともにつくっていくという思いを胸に、対話を重ねながら、誰もが自分らしく生き生きと暮らせる「輝く未来へ挑戦するまちづくり」を進めてまいります。
本年が、市民の皆さまにとって健康で幸多い一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
新庄市長 山科 朝則
