- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県新庄市
- 広報紙名 : 広報しんじょう 令和7年2月号
~新庄開府400年(2025年)に向け、新庄の貴重な文化財(たから)を巡るシリーズ~
第35回 市立図書館のカヤの木/市指定天然記念物
新庄市立図書館のカヤの木は、7本の大きな幹が土の中から空に向かって伸びている大木です。樹齢は300年以上と言われていて、現在も毎年多くの実をつけています。
カヤの木がある市立図書館の庭園は、元々は武家屋敷の庭でした。明治時代に、この場所に屋敷を構えた醤油醸造業の井上家が庭を整備し、現在も大小さまざまな庭木や花が植えられています。
また、この庭園は武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)などの文豪も訪れています。作家の横光利一(よこみつりいち)は、この庭を訪れた際の印象を「石ぬれて廻りかねたる秋の庭」という句に残し、庭園内にはその句碑が建てられています。
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