文化 文化財・歴史 アラカルト

~新庄開府400年(2025年)に向け、新庄の貴重な文化財(たから)を巡るシリーズ~
第38回 おくのほそ道の風景地本合海/国指定名勝

元禄(げんろく)2年(1689)松尾芭蕉の一行がおくのほそ道の道中、新庄を訪れ城下の俳人達と交流し、この地より羽黒山方面へと向かいました。
明治以降になると、芭蕉の足跡をたどり、正岡子規や齋藤茂吉をはじめとする著名な歌人・俳人が訪れ、多くの句や短歌を残しました。
芭蕉乗船の地には、新庄東山焼で出来た芭蕉と曽良の像と「五月雨を集めて早し最上川」の句碑が建てられ、最上川岸壁に築かれた山城である八向楯跡や中腹に鎮座する矢向神社周辺は、芭蕉が訪れた当時の雰囲気や風景を現代に伝えます。平成26年には、全国26ヶ所に渡る「おくのほそ道の風景地」の一つとして国指定の名勝に指定されました。

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