- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県新庄市
- 広報紙名 : 広報しんじょう 令和7年11月号
「最近、飲む薬の種類が増えてきて管理が大変…」「この薬とサプリメント、一緒に飲んでも大丈夫?」そんな疑問や不安を感じたことはありませんか?今回は、薬の専門家である新庄最上薬剤師会会長の星利佳さんに、知っていると役立つお薬の知識や、薬局の上手な活用法についてお話を伺いました。
■Question:最近処方される薬が増えて飲み合わせが不安・・・
Answer:高齢になることで他併存疾患(マルチモビディティ※1)になる可能性が上がり、多剤併用(ポリファーマシー※2)による有害事象が発生する場合があります。「併用禁忌※3・併用注意※4」といった危険な組み合わせのお薬もあります。このような事態を未然に防ぐためにもマイナ保険証とかかりつけ薬剤師を有効活用しましょう!
●要注意!薬と食べ物·飲み物の組み合わせをご紹介!

※1.一人の人が、慢性的な病気(高血圧、糖尿病、心臓病など)を同時に複数抱えている状態。高齢者に多い。
※2.多くの薬を服用している状態。飲み間違いや、薬の副作用のリスクがある。
※3.危険な副作用を引き起こすリスクがあるため、絶対に一緒に飲んではいけない薬の組み合わせ。
※4.薬の効果が弱まる、強まる、副作用が起きやすくなるなど、一緒に飲むことに注意が必要な組み合わせ。
■Question:マイナンバーカードを保険証として使うとどんないいことがあるの?
Answer:マイナンバーカードを保険証として使うと、薬剤師があなたの過去のお薬の履歴や特定検診の結果を確認できる※ようになります。これにより、より安全で質の高い医療サービスを受けることが可能になります。(※ご本人の同意が必要です)
●マイナ保険証を使うことで、こんなことができます!
◇ーPvointー 飲み合わせのチェックがより正確に!
旅行先などで急に病院や薬局に行くことになっても、正確な情報を確認できるため、危険な飲み合わせを防ぐことができます。お薬手帳は、貼り忘れや通院時に持っていくのを忘れることがありますが、マイナ保険証であれば自動的に登録されるため、より便利です!
◇ーPvointー あなたの体に合ったお薬の提案も!
あなたに処方されている薬の情報や健診結果などを参考に、薬の量や種類などを医師と相談し、医師・薬剤師の協働で患者さん一人一人の状況に合わせた薬を提供することができます。
※薬局によっては対応していない場合があります。詳しくは、受診の際にお問い合わせください。
■Question:お薬のことについて疑問点や不安なことについて質問したい。なにかいい制度はありませんか?
Answer:「かかりつけ薬剤師」という制度があります。一人の薬剤師が、あなたの使っているすべてのお薬(病院の薬、市販薬、サプリメントなど)をまとめて把握し、副作用や飲み合わせをチェックします。夜間や休日でもお電話などで相談ができます。利用したい場合は、信頼できる薬剤師に相談してください。
●「かかりつけ薬剤師」に求められる要件とは?
患者が質の高い医療サービスを安心して受けられるようにするための専属パートナーのような存在です。薬剤師個人の資質とその薬剤師が所属する薬局の体制の両方において、国が定めた厳格な基準を満たす必要があります。
◇薬剤師個人に求められる要件
継続的な在籍、実務経験、地域活動への参加、継続的な研修、十分な勤務時間(一部例外規定あり)
◇薬局に求められる施設基準
プライバシーへの配慮、連携体制の構築
●「かかりつけ薬剤師」を持つメリット
・複数の病院の薬も一括管理!重複や飲み合わせの心配が減る
・あなたの体質や生活習慣を理解した上でアドバイスをもらうことができる
■「お薬をもらう場所」から「健康を相談できる場所」へ
お薬は私たちの健康を守る大切なものですが、正しく使わなければ思わぬトラブルにつながることもあります。そんな時、一番身近な専門家が薬剤師です。処方箋(せん)がなくても、健康に関する相談だけでも大歓迎です。ぜひ、信頼できる身近な「かかりつけ薬局」、「かかりつけ薬剤師」を持って、健康管理に役立ててください!
◎詳しくは、健康課国保医療係へ。
【電話】29‒5792
