- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県中山町
- 広報紙名 : 広報なかやま 令和7年12月15日号
■北前船フォーラムに参加して
先月、長野県松本市で開催された「第36回北前船フォーラムin信州まつもと」に参加してきました。このフォーラムは、「北前船コリドール構想(※)」に賛同した多くの自治体・企業で構成され、2007年の酒田市開催を皮切りに全国の寄港地を巡回しており、「地域間交流拡大」を基に地域活性化を目指しています。「北前船寄港地から内陸へ」の講演では、長野県に運ばれた塩が地域の食文化や経済活動に大きな影響を与え、地域発展の重要な役割を果たしたことが報告されました。改めて地域を結ぶ舟運文化の価値を再確認する良い機会となりました。
今回の松本市での開催は、寄港地以外の内陸としては初めてで400名ほどの方々が結集しました。そのような中、中山町も同じ内陸舟運文化が残っているということで基調講演の依頼を受け、わが町の歴史や舟運文化(べに花・芋煮会・柏倉家住宅など)を紹介させていただき、二日間の会議の中で多岐にわたる情報交換をしてまいりました。山形県では、日本農業遺産に認定されている最上川流域の紅花栽培・加工技術に関し、世界農業遺産認定に再挑戦するということもあり、舟運によって発展してきた当町も、このような歴史的背景や地域の伝統について今後も交流の機会を通じてともに学び、地域間の連携・交流をさらに深め、それぞれの発展につながる取り組みを推進していければと思っています。
(※)「北前船コリドール構想」
江戸時代から明治20~30年代まで北海道・東北・北陸・九州を結ぶ重要な物流ネットワークとしての機能を果たしており、100年ほど前には日本海側に立派な経済圏が存在していました。コリドールとは、人と物が行きかう通路・大通・回廊を意味し、かつて日本海側が栄えた「北前船寄港地」ルートを点から面へ、回廊として発展させようとするものです。
中山町長 佐藤俊晴
