子育て 特集 パパの育児の今(1)

男女共同参画が進む近年。仕事と家庭の両立が求められる中で、育児における男性の役割はますます重要になっています。
今号では、男性の育児の実態についてスポットを当て、仕事と家庭を両立するための制度とともに、子育てにおいてどのような心構えが必要なのか紹介します。

■育児と仕事の両立に向けた制度
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現に向け、育休をはじめ勤務時間の短縮や所定外労働(残業)の免除など、仕事と育児の両立にかかる支援制度は年々充実されています。
また、今年10月からは時差出勤やテレワークなど、柔軟な働き方ができるよう措置をとることが事業主の義務となります。

○全国における男性の育児休業取得率の推移

■進む男性の育児参画
法律で定められている「育児休業」を取得する男性は、上グラフのとおり年々全国的に増加し、令和5年度時点では企業・団体に勤める30・1%の男性が取得しています。

■誰もが働き続けられる町に
朝日町でも、育児休暇を取得する男性は増加しています。
また、山形県が男女ともに仕事と子育てを両立できる社会の実現に向けて設立した「やまがたイクボス※同盟」には、次の4社(今年5月時点)が加盟しており、女性の活躍や男性の家事・育児への参画を促進しています。
・株式会社アサヒ技研
・大東建設株式会社
・株式会社朝日相扶製作所
・株式会社朝日自然観
(現在「株式会社朝日町総合産業開発」)
加盟する組織は、取り組みを共有し、誰もが働き続けられる職場づくりを実践しています。
※イクボス…部下の仕事と家庭生活の両立を応援する管理職のこと

■出産までのママのからだの変化とパパのサポート

■〔Topic〕誰もが働きやすい企業 やまがたスマイル企業
○朝日町の認定企業
・株式会社アサヒ技研
・大東建設株式会社
・株式会社朝日相扶製作所
(敬称略・順不同)

誰もがいきいきと働き、幸せに暮らし続けられる社会の実現に向けて、ワーク・ライフ・バランスや女性活躍の推進に取り組んでいる企業などを県が認定する制度です。
今年6月時点では479企業が認定を受けており、朝日町内では上記の3社が認定されています。

○認定企業の主な特徴
・男性の育休取得あり
・育児短時間勤務などの利用あり
・管理職のうち女性が15%以上
・有給休暇の取得率60%以上 など

■はじめての子育てを学ぶ パパママ学級
産前・産後の過ごし方に関する講話やおむつ交換&着替え体験、沐浴(もくよく)体験などを行います。申込希望の方は事前に電話でお申し込みください。
今年度開催日程:
※いずれも午後7時~午後9時
・8月18日(月)
対象:出産予定日が令和7年10月1日~令和8年1月31日
・12月8日(月)
対象:出産予定日が令和8年2月1日~令和8年5月31日
おじいちゃん、おばあちゃんが対象の「祖父母学級」と合わせて行うことも可能です。

申込・問合せ先:健康福祉課 こども家庭センター
【電話】84-7755