くらし 副町長室から

副町長 小関 啓幹

■町の魅力発信につながる広報力
「広報かねやま」令和6年7月号の表紙写真が全国広報コンクールの1枚写真部門で総務大臣賞を受賞しました。私自身、県庁時代に広報担当課に在籍していたことから、広報について考える良い機会となりました。
山形県では広報の「基本指針」に心構え・原則をまとめていますが、当町の広報では「”顔”が見える広報」などを実践し、町の取組みを臨場感を持って伝える工夫がなされています。このように、広報の土台はしっかりと築かれていると感じています。
今後の広報には、広報環境の変化にも目を向ける必要があります。総務省の調査によると、10代から50代では「いち早く世の中のできごとや動きを知る」ためにインターネットが最も利用されています。利用時間も、特に動画投稿・共有サービスの視聴時間は10代・20代の休日で2時間を超えています。この結果を踏まえると、広報誌だけでなく、動画投稿やSNSなどの情報交流サービスを効果的に組み合わせた広報が求められており、町としても「町制施行百周年」の記念動画や台湾向け観光パンフレット「金山微本」関連動画を活用し、広報誌から動画投稿サイトへのリンクを設けるなどの取り組みを進めているところです。
さらに、「町全体の広報力」という観点から、動画投稿などで誰もが情報発信者になれる時代において、町民一人ひとりの発信力が重要です。総務省の調査でも「趣味・娯楽に関する情報を得る」ためにインターネットが全世代で最も利用されているという結果です。皆様にはおすすめスポットなどをSNSで積極的に発信していただきたいと思います。ぜひ多くの方々に金山町を訪れていただき、豊かな自然と趣ある街並みを楽しんでいただけるよう、ご協力をお願いいたします。