くらし なぜいま脱炭素(ゼロカーボン) 第13回

前回は飯豊町が2030年ゼロカーボン(温室効果ガスの排出量と吸収量の合計が実質ゼロになる状態)達成を実現するため、米沢市と共同で環境省が募集する脱炭素先行地域事業へ申請したところまで説明しました。そしてこのたび、第6回脱炭素先行地域に飯豊町と米沢市が主たる提案者となり策定した共同提案が山形県で初めて選定されました。この共同提案が選定されたことを受け、5月9日、飯豊町長、米沢市長が共同会見を行いました。
この事業は地球温暖化対策として、先進的なモデル地域を選定し、そのモデル地域について2050年を待たずに2030年までにカーボンニュートラルを達成できるよう国が重点的に支援を行うものになります。モデル地域の先進的な取り組みを周辺地域さらには県内外へ横展開することで、連鎖的に脱炭素を波及させることを目的としています。国では、少なくとも100カ所の脱炭素先行地域を選定することとしており、今回の選定を含めると全国88カ所の地域が選定されています。
町は今回の選定で持続可能な社会、町づくり、人づくりのため、再生可能エネルギーの活用推進によって、自立した地域として外部電源にばかり頼らない、エネルギーの地産地消、エネルギーコストの内部循環を目指します。また、大きなビジネスチャンスとも捉えられる新たな事業創出、雇用創出を行い「やっぱり、飯豊で幸せになる」と真に言える社会形成の実現を目指していきます。

問合せ先：役場住民課生活環境室
【電話】87-0514