イベント 令和7年度 飯豊町二十歳のつどい

◆二十歳としての自覚と覚悟
8月15日、町民総合センター「あ~す」において、二十歳のつどいが行われました。今年度の対象者は(平成16年4月2日~平成17年4月1日生まれ)65名で、うち48名が出席しました。久しぶりに顔を合わせた友人と談笑したり、恩師との再会を喜んだりする姿も見られ、会場は笑顔と温かな空気に包まれました。
式典では、嵐町長が「これからの人生で出会う一つ一つの貴重な体験を大切にしてほしい」と祝辞を述べました。また、東日本大震災や新型コロナウイルスなど、これまで数々の困難を乗り越えてきた世代であることを踏まえ、「人生には山も谷もある。これからも試練に直面することがあるだろう。その時こそ、あきらめない力・しんじる力・たのしむ力を『あしたへの力』と題し、胸に刻んで努力し続けてほしい」と激励の言葉を送りました。
参加者代表の渡部暖(ひなた)さんは「未来をよりよいものにするため努力を続けたい。成人としての自覚を胸に精進したい」と力強く決意表明しました。
新たな門出を迎えた皆さんは、家族や地域の人々の祝福を受け、それぞれの未来へ向け大きな一歩を踏み出しました。

◇二十歳のつどい実行委員長(手ノ子) 櫻井空美(あすみ)さん
久しぶりに会う仲間と、あの頃のように笑顔で楽しんでほしいと思い、準備を進めてきました。
私は現在心理について学び、将来はカウンセラーとして人の心に寄り添える存在を目指しています。
この日を迎えるにあたり、家族には「愛情をもって育ててくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいです。

◆これからの目標・夢を教えてください!
◇長岡芽生(めい)さん
現在、デザインやプロモーション分野を学べる学校に通っています。学んだ知識を実践して自分のものにしていきたいです。

◇渡部暖(ひなた)さん
今年で学生最後の年になります。来年からは看護師として一人前に成長できるように日々努力し続けたいです。

◇深谷美藍(みら)さん
幼稚園教諭として働いています。子どもたちの笑顔に癒されながら、かけがえのない思い出をたくさん作っていきたいです。

◇宇津木壱成(いっせい)さん
エンジニアとして働いていて、製品の開発を行っています。専門的な知識や技術を生かして腕を磨いていきたいです。

◆二十歳のつどいアンケート 出席者に聞きました
8月15日の「二十歳のつどい」にて、節目の年を迎えられた皆さんにアンケートを実施しました。調査内容は、今後の定住促進や町の環境整備のための取り組みに生かしていきます。
回答者/46名(48名中95.8%)

◇現在の職業を教えてください

◇将来は飯豊町に戻りますか(町外在住者36名)

◇飯豊町に住み続ける(戻る)ために大事な条件や理由はなんですか(複数回答)

◇今の悩みや困っていることはなんですか(複数回答)

◇飯豊町が好きですか

「今の悩みや困っていることはなんですか」という質問に「お金」と回答した人数が最も多く、昨年よりも増加しており、昨今の物価高騰が若年層世代に大きく影響していると推察できます。町外在住の方へ「将来は飯豊町に戻りますか」という質問に対して「できれば戻りたくない」と「戻りたくない」を合わせた回答が52%と半数を超えていました。一方、「飯豊町が好きですか」という質問には「好き」と「どちらかといえば好き」を合わせた回答が96%と圧倒的でした。「飯豊町に住み続ける(戻る)ために大事な条件や理由はなんですか」という質問に「仕事がある」、次いで「家族や友人がいる」となりました。
以上のことから、飯豊町に対して愛着があるものの、仕事や経済的な不安から一度町外へ出て、戻ることが難しいと感じていることが推測されました。

問合せ:役場企画課総合政策室
【電話】87-0521