- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県庄内町
- 広報紙名 : 広報しょうない 2026年2月号
■シモン・ボリバル
みなさんは、シモン・ボリバルと言う人をご存じですか。シモン・ボリバルは19世紀初めの南米独立の父として、南アメリカの北半分の国々、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビアをスペイン支配から解放した革命家、軍人、政治家として知られています。その後、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、大コロンビアの大統領を歴任しています。
また、世界中で一番多くの銅像があるのは、ナポレオンでもワシントンでもなくボリバルではないかと言われています。メキシコからアルゼンチンまでのラテンアメリカ、特に南アメリカの北半分ではいたる所で目にします。加えて、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ローマ、マドリードなどの欧米の都市でも目にする稀な英雄です。
祖国の正式な国名はベネズエラ・ボリバル共和国となっており、通貨の名称もボリバルです。また、州の名前や山の名前のほか、大学名もシモン・ボリバル大学など多くの場所で、国の礎を作った彼への想いを実感します。
これ以外にも、隣国のボリビア共和国もボリバルの名前を国名にしていますし、通貨名もボリビアーノとなっています。さらに、1819年には現在のエクアドル、コロンビア、ベネズエラを苦労の末1つの大コロンビア共和国として樹立するなど、南米の自治に大きな功績を残しています。
さて、相互不干渉というモンロー主義を提唱した第5代アメリカ大統領ジェームス・モンローと同時代に活躍したのもシモン・ボリバルです。もし今彼がいたなら、祖国やラテンアメリカをどう憂い、どう行動しただろうかと考えると、とてもやるせない思いがします。みなさんはどう思いますか。
庄内町長 富樫透
