くらし おかげさまで風車村30周年 プレイバック風車村事業

■風車村エコランド事業 観光と教育を体験できる施設として
風車村30周年誠におめでとうございます。開村当時は年間3万人ほどの家族連れや視察者が訪れる施設でしたが、施設の老朽化などもあり、年々訪れる人が少なくなってきているのが現状です。
このような風車村を再び憩いの場として賑わいを取り戻せるよう、平成28年に有志を募り結成されたのが「風車村エコランド実行委員会」です。
今後も様々なイベントを通して、風車村の賑わいを少しでも取り戻せるよう努めていきます。

▽2025エコランド事業年間計画

■風車村30周年の歩み
平成7年にオープンし、地域とともに歩んできた「風車村」は、今年で開設30周年を迎えました。開設以来、自治体で全国初の売電を実現した「風力発電」をはじめと再生可能エネルギーの整備や、「町民節電所」などの省エネ運動など、環境とエネルギー問題への普及啓発に取り組み、全国から多くの来訪者を迎えてきました。
また、地域のみなさんとの協働によるイベントや教育活動、環境保全活動を通じて、風車村は「学びと交流の場」として成長を続けてきました。

▽1980
・立川町風エネルギー実用化実験事業開始

▽1981
・CEP紅花計画実験事業開始

▽1993
・風車村シンボル風車導入(アメリカ製100キロワット3基輸入・自治体初の売電風車完成)

▽1994
・第1回全国風サミット開催/全国に呼び掛け12市町村が参加
「新宮晋」野外彫刻展「風のサーカス」バッテリーカー広場オープン

▽1995
・ウインドーム立川完成(風車村本格オープン)日本初の売電会社「(株)山形風力発電研究所」誕生大型木製屋外遊具整備

▽1996
・立川町新エネルギー導入計画策定
デンマーク製400キロワット風車2基、荒鍋集落に設置
風力発電推進市町村全国協議会設立を主導。18市町村参加、初代会長に舘林町長就任

▽1997
・風とぴあ97ラベンダーまつり(以降毎年開催)

▽1998
・風とぴあ98風車村コンサート/風の人宗次郎オカリナコンサート

▽2000
・荒鍋地区に三セク風車600キロワット風車2基設置、自治体最大となるウインドファーム完成
地球温暖化防止活動「環境大臣賞」受賞/小池百合子環境大臣

▽2002
・NHK「プロジェクトX~突風平野・風車よ闘え!~」が全国放送
町営1500キロワット風車1基/ドイツ製が稼働開始

▽2003
・立川町省エネルギー「町民節電所」事業スタート/地域省エネビジョン策定

▽2004
・町政50周年記念「風のまち凧揚げ大会」開催
地球温暖化防止実践部門「環境大臣賞」受賞/町民節電/川口順子環境大臣

▽2009
・新エネ百選認定/経済産業省・NEDO

▽2012
・庄内町次世代エネルギーパーク認定/資源エネルギー庁

▽2015
・第18回全国風サミットin庄内町(庄内町合併10周年記念事業)
庄内町農山漁村再生可能エネルギー基本計画策定

▽2021
・民間大規模風力発電所完成(大堰台・鶴ヶ峰・座頭塚風力発電所2000キロワット12基)

▽2025
・風とぴあ2025風車村30年記念事業

風車村の30年は時代の変化とともに、多くの挑戦と町民のみなさんの支えにより運営され「地域づくり活動」として大きな実績を積み重ねてきました。今後も風車村の原点を大切にしながら、環境と周辺の森を活かした新たな魅力づくりをすすめ、次の10年、20年も地域とともに「持続可能なまちづくり」を継続していきます。

▽風車村利用者数の推移

■風車村わんぱくの森
自然体験やレクリエーション活動を通じ森に親しめる空間をつくります!

▼風車村わんぱくの森協力者のみなさんを紹介します interview
▽庄内町林業振興協議会(北月山山彦の会)会長 鈴木龍一さん
庄内町林業振興協議会は、これまで子どもたちに森の大切さや自然とのふれあいの大切さを伝えてきました。この度、風車村わんぱくの森事業に携わることとなり、大変光栄に思っております。わんぱくの森は、自然や森林の遊びを通じて子どもから大人まで多くの方々に、森の魅力を感じてもらえる場所になるように関係団体と協力して事業を進めていきます。子どもたちの笑顔と、地域の豊かな自然がつながる場所になるように全力で取り組みます。

▽東北芸術工科大学ツリーハウスプロジェクト
代表 藤原義大さん
山形の豊かな自然の中で、建築のデザインと構造を体感できるツリーハウスを作ろうと学生たちが集まり、2011年にツリーハウスプロジェクトが発足しました。子どもも大人もワクワクできるような、自然の中で遊びと学びが交差する場を目指して作っています。そして、年齢や立場の違いを超えて、誰もが対等に関わり合えるような場所にしたいと考えています。地域の子どもたちや親子連れ、風車村を訪れる人々が自由に遊び、集い、自然とつながれる場所として活用してもらいたいです。ツリーハウスが地域の人々をつなぎ、新たな価値が芽生えるきっかけとなるよう願っています。