文化 会津若松市デジタルアーカイブ

会津図書館では貴重な所蔵資料をデジタル化して公開しています。その中から懐かしい風景などを紹介します。

■今回、紹介するのは「山鹿素行誕生地碑」
山鹿素行は江戸時代前期の儒学者・兵学者です。1622(元和8)年8月16日に蒲生家の重臣・町野幸和(まちのゆきかず)の屋敷(現在の山鹿町)で生まれました。江戸に移った素行は、父の教育のもとさまざまな学問を学び、後に山鹿流兵学の祖となりました。1907(明治40)年、日露戦争連合艦隊司令長官を務めた東郷平八郎は、松浦(まつら)厚や乃木希典(のぎまれすけ)らと共に素行を顕彰する「素行会」を設立します。その後、素行の生誕地跡に「山鹿素行先生誕生地大正十五年春元帥伯爵東郷平八郎書」と刻まれた山鹿素行誕生地記念碑を建立しました。1926(大正15)年5月29日に挙行された記念碑の除幕式には、松平保男(もりお)子爵や陸軍大将を務めた柴五郎など、約250人が参列しました。また、1939(昭和14)年3月に設立された「素行会会津支部」によって素行の功績を刻んだ山鹿素行先生誕生碑も建てられました。
素行の生誕地跡には、この2つの記念碑のほかに伊予国(現在の愛媛県)松山藩士で俳人の内藤鳴雪(めいせつ)(後に素行(もとゆき)と改名)が1925(大正14)年に詠んだ「小春日や古人を偲(しの)ぶ碑一丈」の句碑がひっそりと建っています。
今年、案内板を設置するなど、素行生誕地跡の整備を行いました。

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