- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県郡山市
- 広報紙名 : 広報こおりやま 2026年2月号
あなたの「やりたいこと」を郡山で形にしませんか?本特集では、起業した先輩の物語、未来を担う高校生の挑戦、本市の支援を紹介。さあ、このまちで、はじめの一歩を踏み出しましょう。
■起業して「自分で道を作れる」という希望が生まれた
株式会社ラフデザインワークス 代表 猪腰 和洋さん
郡山で空間デザインの会社を立ち上げたのは、育ったまちで「よりお客様の近くで仕事がしたい」という思いがあったからです。会社員時代も同じ仕事をしていましたが、お客様の理想の空間を実現し、抱える問題をより身近な立場で解決したいという思いが強くなり、起業につながりました。
起業は、今の環境に不満があるから逃げるのではなく、解決したいこと、実現したいことがあるからやるべきだと考えています。誰かの役に立ち、その対価としてお金をいただく。その順番を間違えてはいけないと思っています。不安はありますが、「やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい」。その思いと、今まで培ってきた経験が私を動かしました。
起業の実現に向けては、郡山商工会議所の「こおりやま創業塾」で得た学びや人とのつながりを生かし、機材購入のため市の「スタートアップ支援補助金」も活用しました。
空間デザインを通じて、自分が作った店がこのまちの「文化」の一部になることを目指しています。「自分で道を作れる」という希望があるので、起業して良かったと実感しています。
○起業Q and A
Q:いつから起業したいと思いましたか。
A:独立を具体的に意識し、準備を始めたのは40歳という節目を控えた頃です。
Q:前職(会社員時代)では何をされていましたか。
A:現在と同じく空間デザインです。デザイン会社で店舗やオフィスを作る仕事に携わっていました。
Q:どのような支援を活用しましたか。
A:「こおりやま創業塾」と、「スタートアップ支援補助金」。創業塾では事業計画の立て方などを学びました。
Q:起業を考えている方へアドバイスを。
A:不安要素を解消した上で「何となくいけるかな」という楽観的な視点も時には必要!
■100年後の自然を「AI」の耳で守っていきたい
Nature AI LUCA(ネイチャー エーアイ ルカ)代表 清水 里香(さとか)さん
私が「Nature AI LUCA」を立ち上げたのは、中学時代から抱いていた「地球環境に貢献したい」という強い思いを、事業として実現したいと考えたからです。
会社員時代は、環境分析やサステナビリティ推進など多岐に渡るキャリアを積みましたが、次第に自然に身近な場所で仕事をしたいという気持ちが強くなりました。生まれは愛知ですが、福島の自然が大好きで、自然と都市のバランスが良く、SDGs推進にも取り組んでいる郡山での起業を決意しました。
当社では、自然の音から、そこに生息する生き物の種類や分布を把握するためのAIを開発しています。昨年は日本野鳥の会郡山支部の皆さんに協力いただいて、五百淵公園にマイクを設置・録音し鳥の鳴き声で実証実験を行いました。カッコウやオオヨシキリをはじめとする多くの鳥が、音声AIで識別されました。今後は環境調査や教育現場への活用を予定しています。
将来的にはアジア全体の環境モニタリングを支えるプラットフォームを目指し、支えてくださる方々へ感謝しながら、挑戦を続けていきたいです。
○起業Q and A
Q:起業して良かったと感じることは何ですか?
A:野鳥の会の方から鳥の生態やそれらを支える郡山の自然について学ぶ時間など、地域の方々との交流が大きな財産になっています。
Q:どのような支援を活用しましたか。
A:市の「社会起業家加速化支援プログラム」に採択され、その後、ガバメントクラウドファンディングによる資金調達支援や、「こおりやま産業博」の出展支援を受けました。
Q:「社会起業家加速化支援プログラム」ではどのようなサポートを受けましたか。
A:漠然とした事業アイデアを、音声AIを活用したスタートアップへと具体化するところまでサポートいただき、開業に至りました。
Q:起業を考えている方へアドバイスを。
A:慎重に、でも勝ち筋が見えたら迷わず即行動することが大切です!
他にも郡山で起業した方のインタビューを掲載しています。ぜひご覧ください
『フロンティア.netこおりやま』
