くらし Q(キュー)ちゃんの、つぼくら先生! 放射線のこと教えてコーナー

Qちゃん:市内に住む小学生
つぼくら先生:相馬中央病院医師 福島医大主任教授

■季節の変化などで空間線量は変化する?
Qちゃん:先生、もうすぐ立春になるけど、空間線量は季節で変化したりするのかな?

つぼくら先生:空間線量は、季節の変化による気象現象などの影響で少し変化することがあるよ。空気が乾燥している時は、ちりやほこりが空気中に舞いやすくなるけど、それらに放射性物質がくっついていると、一時的に空間線量が測定機器の誤差程度だけど高くなる可能性もあるんだ。

Qちゃん:じゃあ、湿度が高い時はどうかな?

つぼくら先生:湿度が高い時は、ちりやほこりが舞うことによる空間線量の変化は少ないけれど、雨が降ってくると空気中の放射性物質が地面に落ちて空間線量が一時的に高くなるんだ。雨が止んでしばらくすると、空間線量は元に戻るよ。

Qちゃん:そうなんだ。1日の時間帯によって空間線量が変わったりすることもあるのかな?

つぼくら先生:日中は、暖かい空気によって地表近くの放射性物質がわずかに舞うことで、測定される空間線量が少し変わることがあるよ。夜から明け方にかけては大気の状態が安定するから、地表近くに放射性物質が集まって空間線量はほんの少し高くなるんだ。このように、時間帯による温度の変化も影響することがあるんだよ。

Qちゃん:じゃあ、雪が積もったらどうなるの?

つぼくら先生:雪が積もると地面が覆われて、放射線を少し遮ってくれるから、空間線量が低くなることがあるよ。そして、雪が解けると地面が見えてきて、空間線量はまた元に戻るんだ。気象による空間線量の変化はあるけど、健康に影響があるほどの大きな変化ではないから心配ないよ。

Qちゃん:空間線量が、季節の変化の影響で少しだけ変わることを知れて良かったよ。先生、ありがとう。

出典:環境省「放射線相談に活用できる支援ツール」

■今回Qちゃんが分かったこと
・空間線量は、季節の変化などの影響で、わずかに変化することがあること。
・気象などの影響による空間線量の変化はとても小さく、健康に影響はないこと。

問い合わせ先:放射能対策室
【電話】37-2270