その他 春の叙勲

■たゆまぬ努力の結晶
さまざまな分野で功績を残した人に贈られる7年春の叙勲が4月29日、発表されました。田村市からは2人が受章しました。2人に喜びの一言をお聞きしました。

◇瑞宝双光章
渡邊 世子(せいし)さん(74、都路町)
元郡山養護学校長
「子どもたちに『出会えてよかった』と思われるような存在を目指した」と、31年間の教員人生を振り返ります。
平養護学校教頭、西郷養護学校長などを歴任し、障害のある子どもの教育に携わってきました。肢体が不自由な生徒が思いを表現できるようにするため、口の中でセンサーを動かして、パソコンを操作できる装置を自作。「子どもたちの輝く笑顔が見たい一心だった」と話しました。

◇旭日双光章
長谷川 元行さん(70、船引町)
元市議会議長
「家族や支援者の支えのおかげ。市役所新庁舎完成時にテープカットしたのが昨日のことのよう」と、市議会議長だった10年前の出来事を振り返ります。
2003(平成15)年に船引町議に初当選し、2005(同17)年の町村合併を経て、計5期18年5カ月務めました。議長時代に「開かれた議会」を目指し、議会のインターネット中継を実行し、地方自治の伸展に尽くしました。