しごと 長期インターンシップ特集
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県田村市
- 広報紙名 : たむら市政だより 令和7年10月号
【リアルな仕事で なりたい自分へ踏み出す。】
市は8月、9月の2カ月間、就職活動を控えた大学3年生を対象に、公務員への関心を喚起し、学生自身が適性を見極めるための長期インターンシップ(就業体験)を実施しました。長期インターンシップには、県内外の大学に通う5人の学生が参加し、市職員の業務内容に理解を深めました。地方自治体が1カ月の長期にわたりインターンシップを行うのは、県内でも珍しい取り組みです。このうち、市の秘書・広報業務や観光振興事業などの業務を行った浦山琉愛(るあ)さんの一日に密着しました。
◆浦山琉愛さん
◇長期インターンシップで実現したいこと
今の田村市を知り観光をPRする
私は県外の大学で法律を学んでいます。特に、行政法を学ぶ中で、地域経済の活性化につながる観光分野の政策に関心がありました。また、友人と生まれ育った町について話したとき、お互いに熱中して地元の魅力を語り合いました。そこで、市役所の業務を体験し、観光客や若い世代に魅力的に伝えられる方法を考え、PR活動に取り組みたいです。
◇総務課秘書広報広聴係の仕事を体験
市長、副市長の秘書業務や、市政だよりの取材、編集業務などを担う総務課秘書広報広聴係の一員となった浦山さんの一日をレポートします。
[check!]
表紙の写真は磯前神社です。表紙写真、プレゼントコーナー、MyDreamの原稿と写真は、浦山さんが担当しました。
一日のスケジュール:
・午前9時…市長、副市長のスケジュール確認
市長、副市長のスケジュール管理、出張旅費の伝票処理など。
・午前10時…市公式SNSの投稿
8月に市内各地で行われた夏祭りの写真と原稿を、市の公式Instagramに投稿。
・午後3時…市政だよりの取材
麺やえねるを取材。店主の鈴木隆志さんにラーメンの特徴やこだわりなどを聞きました。
・取材裏話
鈴木さんは食器マニアで、料理を彩る器だけでなく、店内にも選び抜かれた美しい器を飾り、お客様の目も楽しませています。好きな食べ物は「ラーメン!」かと思いきや、バナナでした。初めての取材で緊張していましたが、鈴木さんはとても親しみ深く、楽しく取材できました。
◇市役所で働いて分かったこと、感じたこと
市民に近い立場で地域を支える
公務員に対して抱いていた「固い仕事」という印象が変わりました。正確さと同時に、臨機応変な判断力や発信力が欠かせないことを学びました。特に、市政だよりの業務では、一眼レフカメラを使った撮影や取材など、今まで経験したことがないことばかりで、勉強になりました。市民に近い立場で地域を支える姿勢に触れて、私も地域に貢献したいと深く考えるようになりました。
◇私のベストショット
片曽根山の展望台
選んだ理由は、私の生まれ育った町が一望できるからです。山頂近くまで車で行けます。日中は、四季によって顔を変える山々を見て、雄大な自然を感じられます。満天の星空と田村市の光が広がる夜景もおすすめです。
◆参加者の声
◇高野晃義さん
田村市のさまざまな取り組みが地域に与える影響や、行政の役割などを実際の現場で感じることが出来ました。また、市民の方と関わる機会を通して、施策を考える上で市民目線が欠かせないことを学びました。
◇菅野文人さん
市役所の仕事の印象が変わりました。以前は市役所内での事務作業のイメージが大きかったですが、現場で体を動かす仕事も多く、勉強になりました。公務員の仕事は、社会に必要なことなら何でも行う重要な仕事だと感じました。
◇松田隼太朗さん
社会福祉、税務、建設の各部署で勤務しました。ケース会議、電話、窓口対応など、貴重な体験をさせていただきました。社会人として必要なこと、勉強しなければいけないことを知ることができ、応募してよかったと思います。
◇I.Mさん
税務課、生涯学習課、建設課で勤務しました。実際に仕事を体験し、職員と関わり、雰囲気を感じ取ることで、少しでも田村市役所で働く自分をイメージすることができました。
◆田村市の就活を応援します!
市職員に興味のある方/進路にお悩みの学生・保護者の方/長期インターンシップについて詳しく知りたい方
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問合せ:総務部 総務課
【電話】81-2111
