文化 伊達市 おかいこ用具 コレクションカード Vol.3

伊達市保原歴史文化資料館では、10月より伊達の蚕糸業を主とした展示に変わります。このコーナーでは、リニューアルに向けて国重要有形民俗文化財指定を受けた伊達市所蔵のおかいこ用具をカード形式でご紹介します。

【あそび方】
(1)切り取って集めよう(眺めるだけで楽しい!)
(2)説明を読んで学ぼう(展示の予習になる!)
(3)じゃんけん(左上)や、おかいこ度(右下)で競おう!

No.007(グー) 糸取り器(奥州座繰り器(おうしゅうざぐりき))
繭(まゆ)から生きいと糸を取る道具。主に自宅で使用した。ハンドルをまわすと上部に取り付けたワッコ(糸枠)に生糸が綾状(あやじょう)に巻き取られる。写真の糸取り器は一度に2つのワッコをつけることが出来る。

No.004(パー) ワッコ
糸を巻き取る木枠。各家々で生産した生糸が巻かれたワッコは、共同の揚げ返し場に持ち込まれることが多かった。そのためか自分のものと分かるように家印や名前が書かれていることが多い。

No.006(チョキ) 揚げ返し器
生糸を出荷などで扱いやすい綛(かせ)という形状にする道具。生糸をワッコから大枠(おおわく)に巻き返し、枠から外して綛状にした。写真のような大型の揚げ返し器は共同の揚げ返し場や大規模な養蚕農家で使用された。

※詳しくは広報紙P.31をご覧ください。

問合せ:生涯学習課歴史文化まちづくり係
【電話】573-5804