- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県伊達市
- 広報紙名 : だて市政だより 2025年11月号
伊達市保原歴史文化資料館は、伊達のお蚕様の歴史を学べる展示「伊達とお蚕様の本場物語」を開催しております。このコーナーでは、国重要有形民俗文化財指定を受けた伊達市所蔵のおかいこ用具をカード形式でご紹介します。
【あそび方】
(1)切り取って集めよう(眺めるだけで楽しい!)
(2)説明を読んで学ぼう(展示の予習になる!)
(3)じゃんけん(左上)や、おかいこ度(右下)で競おう!
※詳しくは広報紙P.39をご覧ください。
『おかいこ用具の色々 ~種繭雌雄鑑別器(たねまゆしゆうかんべつき編~』
…大正中期頃より蚕種(さんしゅ)は一代交雑種(いちだいこうざっしゅ)が主流となり、種繭の雌雄鑑別が不可欠となる。
No.022(グー) 大村式雌雌雄鑑別器(おおむらししゆうかんべつき)
鑑別する種繭の重さの平均に重りを設定し、種繭を一粒ずつ受け皿にのせ、軽重で雌・雄・不明の3つに分けた。大正中期以降に使用された。
No.023(チョキ) 種繭雌雌雄選別器(たねまゆしゆうせんべつき)
8 本の秤があり、繭を秤の皿にのせてハンドルを回し回転させると、秤はその繭の軽重で自動的に選別することができる。昭和初期に使用された。
No.024(パー) 種繭重量選別機(たねまゆじゅうりょうせんべつき)
電力によって回転し、重量で雌雄鑑別をする。一度に大量の選別が可能。伊達市梁川町にあった伊達蚕種協業組合(だてさんしゅきょうぎょうくみあい)で昭和40年代以降に使用された。
問合せ:生涯学習課歴史文化まちづくり係
【電話】573-5804
