子育て 保健福祉センターだより

■幼児期からの生活習慣病予防の取り組み
~3歳6か月児、4歳児(幼稚園年中児)健診での推定尿中塩分量測定の実施~

※4歳児健診は、令和7年度より「5歳児健診」に名称を変更しています。
※「推定尿中塩分量測定」とは、尿検査により1日のどのくらい塩分を摂っているかを調べるものです。

「三つ子の魂百まで」という言葉がありますが、幼い頃に身についた食習慣もその後の生活に影響を与えます。偏った食習慣は生活習慣病(高血圧・糖尿病・高脂血症など)につながる可能性があり、食習慣を考えるきっかけの1つとして、尿中塩分量測定を親子で実施しています。

○なぜこどもの頃から塩分量に注意しなければいけないのでしょうか?
1.塩分量が多すぎると、まだ小さく未熟な「腎臓」に負担がかかります。
2.味覚形成の時期に濃い味付けを好むと、薄味では物足りなくなります。濃い味付けを好み続けた結果、塩分の摂りすぎなどから生活習慣病を発症しやすくなります。

○尿中塩分量測定結果について(☆は基準値内)

○1日の塩分摂取量の目安
1~2歳:3.0g未満
3~5歳:3.5g未満
6~7歳:4.5g未満
8~9歳:5.0g未満
10~11歳:6.0g未満
中学生以降:男性7.5g未満、女性6.5g未満

検査を行った季節や採尿時間などの影響も考えられますが、検査結果は年々改善傾向にあり、令和6年度は親子ともに基準値内となっています。
令和6年度に4歳児健診を受けたお子さんの結果を見ても、3歳6か月児健診時平均3.5g→4歳児健診時平均2.8gと改善していることが分かりました。
ご自身が摂取している塩分量を数値で見ることが、毎日の食事や間食に含まれる塩分量を意識するきっかけにつながればと考えています。塩分摂取量を調べてみたいという方は、毎月第1水曜日に保健福祉センターで実施している「何でも健康相談」をご利用ください。

問合せ:保健福祉センター
【電話】0242-73-3101