健康 ほけんだより

◆令和7年6月4日から10日は『歯と口の健康週間』です
標語『歯みがきで　丈夫な体の　基礎づくり』
歯の健康は全身の健康と密接な関係があり、歯周病などの口腔内の問題が、糖尿病や心臓病、認知症などの病気のリスクを高めることがわかっています。そのため、歯の健康を維持することは、全身の健康を守るためにも重要です。

◇『歯周病』ってどんな病気?
歯周病は、歯垢中の歯周病原細菌によって引き起こされる感染性炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)に炎症が起こり、さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。歯と歯肉の境目(ポケット)の歯みがきが行き届かないと、そこに歯垢がたまって炎症を起こし、歯肉が赤くなったり、腫れたりします。さらに進行すると、膿(うみ)が出たり、場合によっては、歯を抜かなければならなくなってしまう病気です。

◇どうして歯みがきは必要?
歯みがきをすることで、口の中に残った食べかすや細菌の塊(プラーク)を取り除き、歯や歯茎を清潔に保つことができます。
歯みがきは、歯周病などの口の病気を予防するために行う必要なケアです。

◇歯周病を予防するための歯みがきのポイント
・食べたら歯をみがきましょう
特に寝る前は唾液が少なくなり細菌が繁殖しやすいので、しっかりみがきましょう。

・フロスや歯間ブラシも使って汚れを落としましょう
歯ブラシだけでは届かない汚れを落とすことができます。

・力を入れすぎないよう小刻みに優しく磨きましょう
力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷つけたりみがき残しが増えることがあります。

・歯ブラシは1か月を目安に交換しましょう
毛先が広がってきたら交換が必要です。

◇歯周疾患検診の助成を行っています
柳津町では下記の方に対して、歯周疾患検診の助成を行っております。
対象者：柳津町に住所があり、年度内に20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳になる方、妊婦、昨年度内に75歳・80歳になった方
※対象者には個別で通知しております。ぜひこの機会に受診してください。

普段から気軽に相談できる「かかりつけ歯科医」を持つことで、お口のなかのトラブルにも早めに対処できます。また、3か月から半年に1回のペースで定期的に歯医者さんで健診を受けることで、口の病気や歯周病やむし歯の予防および早期発見・早期治療ができます。