- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県守谷市
- 広報紙名 : 広報もりや 2025年11月号
■Welcome baby! 出産、新しい家族の誕生
新しい命が誕生する感動の瞬間。
市内の産科婦人科・篠﨑医院で第2子を出産されたsachiさん(もりやPR社1期生)に、産後間もなくお話を伺いました。
○赤ちゃんと対面した瞬間の想いは?
約7時間の分娩を経て、夕方6時頃に元気な男の子が無事に生まれました。生まれてすぐに力強い産声が聞こえてきて、安心したのを覚えています。いざ赤ちゃんと対面した時、「うちに来てくれたんだね…」と、温かい感情がじんわりと込み上げてきました。初めて抱っこした瞬間は、体がすごく軽いのに、ずっしりと命の重みを感じましたね。
また、前回はコロナ禍で、夫の立ち会いが叶わなかったのですが、今回は一緒にこの瞬間を迎えられたことが何より嬉しかったです。夫も「言葉にならない感動だった」と話していました。
3歳になった上の子も、出産翌日に赤ちゃんに会うことができました。入院中、寂しい思いをさせてしまったと思うので、退院したら上の子ともしっかり向き合ってあげたいです。
○出産にあたり心配だったことは?
2人目なので、出産自体への気持ちの余裕はあったのですが、上の子のケアについては少し心配でした。「上の子と2人だけの時に陣痛が来たらどうしよう…」なんて考えたりもしましたね。でも、のびのび子育て課の方が「不安なことはないですか?」と親身に窓口や電話で相談に乗ってくださり、上の子のメンタルケアについてもアドバイスをいただけたので、とても安心できました。一時預かりなども紹介してくれて、本当に助かりました。
○守谷市での出産は?
妊娠がわかってからは、ほとんど市内で生活していたのですが、市の手厚いサポートには本当に助けられました。手続きの案内はもちろん、母親へのメンタルサポート、実務的なサービスまで、不自由なく利用できました。
そして何より嬉しかったのは、街の人々の温かさです。パッと見て妊婦とわかるようになってからは、席を譲ってくださったり、「これからが楽しみね」と声をかけてくださったり。見知らぬ方々が、これから生まれてくる赤ちゃんを心から歓迎してくれる雰囲気に、胸が温かくなりました。
◆こんな時は頼ってください! 産後ケア事業って何?
出産後の母親の心身の回復と、育児のサポートのための支援です。市が委託した医療機関で、授乳指導や育児相談、休養の確保など、専門家が多角的にサポートし、母親と赤ちゃんの健康を支えます。
○サービス種別
・ショートステイ(宿泊型)…医療機関等の産後ケア施設に宿泊して、ケアを受ける
・デイケア(通所型)…医療機関等の産後ケア施設に日中通ってケアを受ける
・訪問型…自宅で助産師によるケアを受ける
※サービス別に、利用可能な月齢、利用回数、自己負担額が異なります。
○産後ケア事業利用者人数
※延べ人数

○産後ケア事業利用者へのアンケート結果
※令和6年度・ショートステイ、デイケアのみ

◆interview 自分たちなりの育児を
総合守谷第一病院 副看護部長 師長
助産師 久郷(くごう)さん
○産後のママってどんな状態?
助産師として働いている私でも、自分の出産・育児のときは「これでいいのか」「これで大丈夫なのか」とずっと不安で、1カ月健診で「順調」と言われてすごくほっとした経験があります。知識のあるなしに関係なく、産後ってやっぱり不安になってしまうものなんです。
そもそもお産自体スムーズなものばかりではありません。出血はもちろん、傷が痛くて眠れないこともあります。皆ヘトヘトの状態で、24時間労働の育児を始めます。ママ1人で育児をしようとすると、心身ともにギリギリの状態になってしまいます。
○産後ケアの重要性
産後ケア利用者の8~9割が休息目的でいらっしゃいますが、中には「赤ちゃんをかわいいと思えない」、「泣かれることが恐怖」と追い詰められてしまっている方もいます。そんな方も少し赤ちゃんと離れて、体と気持ちを休めると表情も変わって、「明日からも頑張る」と話してくれます。ぜひ目の前の赤ちゃんが見えなくなる前に、頼ってほしいと思います。
皆さん、本当に一生懸命育児を頑張っています。「上手に育児できているよ」と助産師の目から確認してもらうことでも、気持ちが楽になるんじゃないかなと感じています。
○赤ちゃんもママも個性はそれぞれ
赤ちゃんにもママにも個性があるんだとお伝えしたいです。SNSなどで情報があふれているが故に、他人と自分を比べて育児に自信が持てない方が増えてきたように思います。赤ちゃんだってすごく個性があって、よく泣く子もいれば、たくさん寝る子もいる。ミルクをいっぱい飲む子もいれば、ゆっくり飲む子もいる。もちろんママにも、赤ちゃんと同じようにそれぞれの個性があります。誰かと同じような育児を目指すのではなく、赤ちゃんとママの個性に合わせて、心身ともに楽になるような、自分たちなりの育児を見つけてくださいね。
