- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県行方市
- 広報紙名 : 市報なめがた No.245(令和8年1月号)
風土記の郷「なめがた」10
~宇流波志(うるはし)の小野藝都里(きつのさと)~
常陸国風土記に「藝都里あり。昔、寸津琵古(きつひこ)、寸津毘売(きつひめ)という国栖(くず)(原住民)がいた。其の寸津琵古が、倭武天皇(やまとたけるのすめらみこと)の行幸に際して命令に従わず、天皇はこれを斬殺した。それに恐れ慄(おのの)いた寸津毘売は、白幡(しらはた)を挙げ跪(ひざまず)いて許しを請うたので、憐れんで無罪放免にした。天皇が乗輿(みこし)で小抜野頓宮(おぬきののかりのみや)に行くと、寸津毘売は、姉妹で雨風の日も献身的に仕えた。天皇は、その姿を麗(うるわ)しく思い慈(いつく)しんだ。所以(ゆえ)に此の野を宇流波斯(うるはし)の小野と云うようになった(一部省略)。」と記されています。藝都(きつ)が化蘇(けそ)に転訛(てんか)したとする説(諸説有)から、化蘇沼稲荷(けそぬまいなり)神社付近が遺称地とされ、小貫地区が宇流波斯の小野であると言われています。
※常陸国風土記(1992常陽藝文センター)、常陸国風土記(2005講談社学術文庫秋本吉徳著)、鹿行の文化財第53号(2023鹿行地方文化研究会)を参考にしています。
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