くらし メロンCABYVに注意!

令和7年5月に鹿行地域の施設栽培メロン圃場において「Cucurbit aphid-borne yellows virus(CABYV)」(ウリ科野菜を侵す植物ウイルスの一種)による病害が確認されました(県内初)。本病は葉の一部もしくは全体に黄化症状を示すことが特徴です。本病に適用のある農薬はないため、ウイルスを媒介するアブラムシ類の防除の徹底をお願いします。

■防除対策
◇入れない
(1)苗からアブラムシ類を持ち込まない。
(2)育苗ハウス及びハウス開口部に目合い0.8mm以下の防虫ネットを展張する。
※抑制作では、高温対策として遮光ネットの併用を推奨

◇増やさない
(1)定植時等にアブラムシ類に対する粒剤やかん注処理剤を処理。
(2)ハウス内に黄色粘着板を設置。
(3)アブラムシ類の発生が確認された場合は薬剤防除を実施。
(4)アブラムシ類の薬剤抵抗性の発達を防ぐため、IRACコードの異なる薬剤をローテーション散布。

◇広げない
(1)ハウス内及び圃場周辺の雑草はアブラムシ類の発生源となるので除草を徹底。
(2)栽培終了後にすべての株を抜根し、ハウスを密閉高温処理してアブラムシ類を死滅させる。症状を発見したら、まん延を防止するため、発病株を抜き取りビニール袋等に入れて密封し、株を腐らせてから処分してください。また、疑われる症状を発見した際には、下記鹿行農林事務所経営・普及部門(鉾田地域農業改良普及センター)までご連絡ください。

問合せ:
茨城県鹿行農林事務所 経営・普及部門【電話】33-6197
市役所 農業振興課【電話】36-7651