その他 令和6年度 大子町歳入歳出決算の概要について(1)

令和6年度の決算状況を一般会計について見ると、歳入119億1,726万9千円、歳出108億6,726万4千円で、歳入歳出差引額は10億5,000万5千円となりますが、そのうち令和7年度への繰越事業の財源として5,558万4千円を繰り越しましたので、実質収支額(収入と支出の実質的な差額)は9億9,442万1千円となりました。

主な財源を前年度と比較すると、地方交付税が1億4,802万4千円(3.5%)、地方特例交付金が5,490万3千円(1,029.1%)、寄附金が3,074万6千円(53.5%)、地方譲与税が2,869万1千円(14.9%)、地方消費税交付金が1,960万4千円(5.2%)それぞれ増加し、国庫支出金が10億5,492万5千円(46.6%)、県支出金が5億2,506万5千円(48.5%)、繰越金が1億4,397万2千円(9.3%)、町債が1億1,784万6千円(12.8%)、繰入金が7,715万9千円(18.5%)それぞれ減少しています。歳入全体では、前年度と比較して17億135万円(12.5%)の減となりました。

歳出については、行政改革大綱に基づいて経費の削減に努めながらも、中心市街地排水処理施設整備事業や松沼橋改築事業をはじめとして、誰もが安心・安全に暮らせるまちづくり、未来を担う心豊かな人を育むまちづくり、元気、にぎわい、活力ある産業を創造するまちづくり、地域の資源を紡ぎ町のストーリーとして発信するまちづくり、交流と協働による、魅力あふれ、健全で持続可能なまちづくりなど、重要かつ緊急度の高いものから各種事業を推進しました。歳出全体では、前年度と比較して13億5,064万5千円(11.1%)の減となりました。

財政構造の弾力性を示す経常収支比率は前年度と同じ91.6%で、適正とされる70~80%(数値が上がるほど弾力性がない)よりやや高くなっていますが、物価高騰の影響による光熱水費の上昇などにより、県内多くの市町村で数値が上昇しました。また資金繰りの程度を示す実質公債費比率は4.7%(25%以上になると町債の発行が一部制限される)で、前年度より0.7ポイント上昇しましたが、これは臨時財政対策債発行可能額が減少したことなどによるもので、予想通りの動きとなっています。将来財政を圧迫する可能性の度合いを示す将来負担比率は50.0%となり、前年度より0.7ポイント上昇はしたものの、引き続き健全な財政を維持しています。

■歳入
115億7,836万5千円(予算額)
119億1,726万9千円(収入済額)
(単位:千円)

■歳出
115億7,836万5千円(予算額)
108億6,726万4千円(支出済額)
(単位:千円)

○令和6年度町税収入の状況(現年度課税分)

○主な町有財産の現在高

○基金の現在高(単位:円)

○新型コロナウイルス感染症対策等に係る主な事業(単位:千円)

○災害対応に係る主な事業(単位:千円)

○主な普通建設事業(単位:千円)

■町債の現在高(単位:円)

※町債とは、国や銀行からの借入金で、その返済期間が多年度となるものです。
※現在高には令和6年度借入分も含みます。
※過疎対策事業債については借入金の元利償還金の7割が、また、臨時財政対策債についてはその全額が、その他についても普通交付税に算入(交付)されるので、償還に当たっての町負担は合計額の約3割5分となる見込みです。

問合せ:財政課 財政担当
【電話】72-1119