くらし 町長コラム vol.63

■農業の6次産業化及び滞在できる機能の強化について
ただいま憩遊館のリニューアル工事を4月オープンに向けて進めていますが、同時進行で加工施設の整備も行っています。これは、農産物・肉・野菜などのふるさと納税返礼品、館内レストランやキャンプ場へ提供する食材の開発・加工を行うためのものです。また、多くの視点からフードロス対策も考慮しています。
併せて、コンテナホテル3台の設置も進めています。設置の目的は、グリーンビレッジには宿泊できるコテージも5棟ありますが、もっと手軽に簡単に宿泊できる施設という考え方です。地方には、観光資源が豊富にありながら宿泊施設が不足している地域が多いと言われていますが、当町もこれに該当しています。特に、ワーケーションや地域移住の増加により、地方での宿泊需要は拡大傾向にあると言われています。
首都東京から60km。周辺状況をみますと、圏央道の開通に併せ、多くの物流や製造業の進出がありますが、当町は県西地域の真ん中に位置し、近年ますます農業の力が注目されています。滞在型宿泊施設であるクラインガルテンの息の長い人気は、まさに当町の可能性を裏付けしています。
さらに、SNSの普及により人々の動きが有名観光地ばかりでなく、地方の観光地、あまり目立たない場所にも足を運ぶようになりました。インスタグラムやYouTubeで紹介される「コンパクトでおしゃれな宿泊施設」は多くの旅行者にとっても魅力的な選択肢になるものと考えています。冒頭の加工所で生産される食材や、夜食にはカップ麺もあります。また、最近の住宅は核家族用にできていて、親戚・友人・知人の方が来町し宿泊したいとき、気軽に「近くに温泉付きのホテルがあるよ」って紹介できると思います。
究極は、これもふるさと納税の返礼品となります。八千代町には東日本最大と言われる釣り堀「筑波流源湖」があります。この施設は、たいへん遠方からの釣り客が多くいて、関係者も「近くに宿泊施設がほしい」という言葉を耳にしているということでした。「釣り+温泉+宿泊+当地域ならではの野菜や果物の食事」のセット料金で、ふるさと納税の返礼品として出したいと考えています。グリーンビレッジが新たに多くの機能を備えることになりますが、町民の皆様に愛される施設になることが最も大切なことという方針に変わりはありません。