- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県宇都宮市
- 広報紙名 : 広報うつのみや 2025年6月号 No.1791
国土交通省では、土砂災害の防止と被害の軽減を目的に、6月を「土砂災害防止月間」と定めています。
この機会に、自分自身の問題として土砂災害について考え、家族で確認し、土砂災害に備えましょう。
■「宇都宮市防災ハザードマップ」とは
本市では、令和6年に「宇都宮市防災ハザードマップ」を全戸配布しました。
「宇都宮市防災ハザードマップ」には、「洪水」・「内水」・「土砂災害」・「ため池」の災害リスク情報や、避難行動、事前の備えなどの防災情報を掲載しています。
市HPにも掲載していますので、明日来るかもしれない災害に備え、事前に確認しておきましょう。
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市HP「宇都宮市防災ハザードマップ」
■早めの自主避難で災害から身を守りましょう
土砂災害警戒区域に住んでいる人は、災害の前兆現象(7ページ上記事参照)を感じた時や本市が避難情報を発令した時には、早めに区域外に避難しましょう。また、土砂災害警戒区域の外に住んでいる人も、身の危険を感じた場合には、速やかに避難してください。
■日ごろから災害に備え被害を最小限に
大雨が続くこれからの時期や大きな地震が発生した際には、土砂災害が発生しやすくなります。日ごろから土砂災害についての正しい知識を持ち、準備しておくことが大切です。土砂災害に備え、「宇都宮市防災ハザードマップ」(7ページ下記事参照)を活用して土砂災害警戒区域などを確認し、「マイ・タイムライン」(43ページ参照)を作成しておきましょう。
■あらかじめ避難先を考えておきましょう
災害時に避難する場所は、学校などに開設される避難所だけではありません。安全な場所にある親戚宅や知人宅への避難も検討してください。
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市HP「避難所について」
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市HP「風水害時に車両退避所を開放します」
■土砂災害の種類と前兆現象
大雨や地震が発生した時、次のような前兆現象を見つけたら、直ちに市役所や自治会長などに連絡しましょう。危険を感じたら、近隣住民と声を掛け合い、自主避難してください。
◇急傾斜地の崩壊(崖崩れ)
・崖に割れ目が見える。
・崖から水が湧き出ている。
・崖から小石がぱらぱらと落ちてくる。
◇土石流
・急に川の流れが濁り流木が混ざっている。
・山鳴りがする。
・雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
◇地すべり
・沢や井戸の水が濁る。
・地面にひび割れができる。
・斜面から水が噴出する。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
◇大雨注意報
大雨によって災害が起こる恐れがある状況
↓
◇大雨警報
大雨によって重大な災害が起こる恐れがある状況
↓
さらに大雨が続くと
↓
◇土砂災害警戒情報
大雨による土砂災害発生の危険度が高まった時、都道府県と気象庁が共同で発表
イエローゾーン(土砂災害警戒区域)住民に危険が生じる恐れのある区域。
レッドゾーン(土砂災害特別警戒区域)建物が壊れ、住民に著しい危険が生じる恐れのある地域。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
■日ごろから準備しておこう
◇まずは事前の確認!
「宇都宮市防災ハザードマップ」で災害リスクなどを確認し、マイ・タイムライン(43ページ参照)を作成しておきましょう。土砂災害警戒区域などの最新の指定状況は県HPをご確認ください。
◇寝る場所に注意!
就寝中に土砂災害が発生する場合もあります。日ごろから、崖から離れた谷側の2階の部屋に寝るなど土砂災害に備えましょう。
◇家庭内備蓄品と非常持出品の準備
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チェックしてみましょう
・貴重品
・飲料水・食料品
・照明・情報端末など
・衣類・タオル
・衛生用品(マスク・消毒液・体温計など)
・応急医療品
・生活用品
・眼鏡・コンタクトレンズ
自宅にとどまるときや避難所に避難するときに必要な物を、最低3日分準備しましょう。
問合せ:
河川課【電話】632-2686、
県宇都宮土木事務所【電話】626-3146