- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県宇都宮市
- 広報紙名 : 広報うつのみや 2025年6月号 No.1791
ID:1022416
県南西部で被害が拡大している特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」は、令和6年度に本市でも複数の被害や成虫が確認されており、今後さらに被害が拡大する恐れがあります。
成虫や被害の特徴を知り、早期発見と通報にご協力をお願いします。
■クビアカツヤカミキリの被害の特徴
・幼虫が桜や桃、スモモ、ハナモモ、梅などのバラ科の樹木を中心に食害します。
・幼虫は樹木内部を食害し、被害の進んだ樹木には左の写真のようなフラス(木くずとふんの混じったもの)が見られます。
・幼虫は樹木内で成長してさなぎとなり、6〜8月ごろに成虫となって樹木の外に出ます。
・成虫は卵を大量に生むため、放置すると被害が急速に拡大します。
◇こんなフラスを見つけたら要注意!
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
◇こんな虫を見つけたら要注意!
体長:約1.7~4cm。
成虫の特徴:
・光沢のある黒い体。
・赤色の胸部。
・独特な甘い香りを出すことがある。
成虫発生時期:6~8月ごろ。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
■TOPIC 特定外来生物とは?
国外由来の外来種で、特に生態系や人の生命・体、農林水産業に重大な被害を及ぼす恐れのある生きものは、外来生物法(※)で「特定外来生物」に指定されています。「特定外来生物」は、飼養・栽培・保管・運搬・輸入・譲渡(販売)などが原則禁止されています。
※ 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律
成虫やフラスを見つけた場合は、市民通報システム「宮ココ」から通報または環境保全課へ。
■身近な特定外来生物にご注意ください
ID:1022415
◇特定外来生物
オオキンケイギク
北アメリカ原産の多年草で、5〜7月に鮮やかな黄色い花を咲かせます。栽培品として日本に持ち込まれ、各地で野生化しています。繁殖力が強く、他の植物の生育環境を奪っています。
自宅の庭などで見つけた場合は、根元から引き抜き、種子や根を落とさないようにビニール袋などで密封し、確実に枯死させてから処分してください。
◇条件付特定外来生物
アカミミガメ・アメリカザリガニ
全国に定着し、生態系などへ大きな被害を与えています。一般家庭でペットとして飼育することはできますが、野外に放したり、逃がしたりすることは法律で禁止されています。
寿命を迎えるまで大切に飼育しましょう。
問合せ:環境保全課
【電話】632-2405