- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県栃木市
- 広報紙名 : 広報とちぎ No.182 令和7年6月号
■蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト2024 優秀賞
バランスボールダンス講師
蟹澤佳奈(かにさわかな)さん
市内のクリニックや子育て支援センターで、出産間もないお母さんのためのバランスボール教室を開き、このたび蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト2024優秀賞を受賞した「かにちゃん」こと蟹澤佳奈さんにお話を伺いました。
▽バランスボールで元気を取り戻す
元々は警察官だった蟹澤さんは出産を機に退職されました。「今は無くなってしまいましたが、大通りの栃木警察署にも勤務していました」と笑顔で話します。現在は2人の男の子を育てるお母さん。2人目を出産する際に体調を崩されたそうです。「2人目が3,700gと大きかったんです。赤ちゃんはとても元気だったのですが、私は歩くのも困難な状態でした」と当時を振り返ります。
以前からバランスボール教室に通い、その素晴らしさを知っていた蟹澤さんは産後2か月、本調子ではないものの教室に復帰。バランスボールで運動をするうち、半年後には、すっかり元気を取り戻したそうです。
▽ポンポン弾むと、とにかく楽しい
「バランスボールで、ポンポン弾むのは、とにかく楽しいんです。運動が苦手な方でも楽しいので続けられると思います。子育ては体力が必要ですから、バランスボールで弾み、出産で落ちた体力を回復して欲しいです」さらに蟹澤さんは「ポンポン弾むと気持ちも晴れやかになります。心と体の健康のために、子育てに一人で悩んでいる方にこそ届けたいと思っています」と話します。
▽心のこもったカリキュラム
蟹澤さんの教室では、参加者同士の『たいわ時間』を設けています。参加者はペアになって、テーマに沿った会話をします。「赤ちゃんは可愛いですけど、お話をしてくれません。子育て中はどうしても孤独になりがち。『たいわ時間』で大人同士のお話を楽しんで欲しいです。また職場復帰へのリハビリにもなると思っています」と産後のお母さんの気持ちを考えたカリキュラムを提供しています。
この『たいわ時間』がキッカケで、参加者から『はじめてママ友が出来ました』という嬉しい報告があったことを、笑顔で教えてくれました。気になる方はぜひ蟹澤さんのInstagramをチェックしてみてください。