- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県鹿沼市
- 広報紙名 : 広報かぬま 2025年8月号(NO.1299)
日本が終戦を迎えてから、今年で80年となります。戦争を知らない世代が人口のほとんどを占めるようになり、日々の生活の中で、戦争の記憶に触れる機会は、ほとんどありません。
しかし、世界では、この瞬間も国や民族の対立によって、かけがえのない多くの命が失われています。
鹿沼市は、戦後50年に当たる平成7年、「平和都市」を宣言しました。平成9年から毎年、市内の中学生を広島平和記念式典に派遣し、その貴重な体験を市民の皆様と共有するなど、平和事業に取り組んできました。
本年は、広島市への派遣に加え、本市に残る戦争に関する史料の展示など、戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代に伝えていく事業を実施します。
本市はこれからも、平和都市宣言の理念に則り、市民の皆様とともに戦争の記憶の継承と世界の恒久平和を達成するため、今後も努力してまいります。
鹿沼市長
松井 正一
■戦後80年記念 史料展「戦時の鹿沼と『青い目の人形』」
昭和20年の鹿沼空襲の際、実際に投下された焼夷弾や当時の生活を伝える史料のほか、友好都市である東京都墨田区所蔵の東京大空襲で被災した人の体験画や広島平和記念式典への市内中学生の派遣報告などを展示します。
今回は特別に中央小と粟野小に残る「青い目の人形」の展示も行います。この人形は、昭和2年、日米両国の親善活動の一環としてアメリカから全国の小学校などに送られましたが、戦争の混乱の最中、その多くが失われてしまいました。本市には2体が現存しています。
日時:8月12日(火)~25日(月)午前9時~午後5時
※閉庁日を除く。
場所:市役所1階多目的ホール
■戦後80年記念「平和なまち絵画コンテスト」
市内の小中学生を対象に、平和をテーマにした絵画を募集します。「6歳から10歳の部」「11歳から15歳の部」の部門ごとに最大5作品を選出し、平和首長会議(※)主催の「平和なまち絵画コンテスト2025」に出品します。戦後80年を迎える今年の夏休みに取り組んでみませんか。
(※)広島市と長崎市を中心に、鹿沼市を含め、世界で8千を超える都市が加盟しています。
テーマ:私にとっての平和
提出先:通学先の各小中学校へ
応募締切:9月19日(金)必着
作品規定・応募方法などは市ホームページから
問合せ:総合政策課総務係
【電話】63-2138