くらし おやまブランドセレクション vol.6

小山の魅力を市内外に発信し、市の知名度向上と地域経済の活性化および誘客の促進を図るため、「市民が選ぶ」をコンセプトに、市民が自慢できる、小山の誇れる特に優れた産品等を「おやまブランドセレクション」として認定しました。(【食品部門・ものづくり部門】【キャラクター部門】の計13品)
今回は、「ふゆみずたんぼ実験田」推進協議会の「ラムサールふゆみずたんぼ米」をご紹介します。

◆おやまブランドセレクション認定品【食品部門・ものづくり部門】
ラムサールふゆみずたんぼ米

▽特別な農法で作られたお米
今回ご紹介するおやまブランドセレクション認定品は“ラムサールふゆみずたんぼ米”です。
ラムサールふゆみずたんぼ米は、ラムサール条約湿地に登録された渡良瀬遊水地近隣の9戸の農家が無農薬・無化学肥料で生産を行っています。名前のとおり、稲刈りが終わった“冬”から約4カ月の間、田んぼに“水”を張り、コウノトリなどの野生生物の生息環境づくりに貢献するとともに、ワラや稲株が土中で分解され有機質肥料へ変化し、土壌を豊かにする特別な農法で作られているのが特徴です。
栄養たっぷりの土で育てられたお米の味は抜群、お米本来の甘みや粘りを楽しむことができ、学校給食にも利用され、子どもたちからも大人気のお米となっています。

▽「ふゆみずたんぼ実験田」推進協議会 会長 松本 治(まつもとおさむ)さんに伺いました
渡良瀬遊水地がラムサール条約湿地に登録された平成24(2012)年から、ラムサールふゆみずたんぼ米の生産を開始した松本治さんは、現在「ふゆみずたんぼ実験田」推進協議会の会長を務めています。松本さんは、生産を始めたきっかけを「ラムサール条約湿地に登録されたとき、渡良瀬遊水地の近くで農家をしている身として、地域振興と生物多様性を守る手伝いをしたいと思って生産を始めました」と話します。
続けて「無農薬・無化学肥料の定めとして、手間はかかるし、一般のお米と比べて収穫量が少なくなってしまいます。それでも、生産量の拡大は進めていきたい。食べ物は大切なものです。小さい子どもたちのためにも、学校給食を賄えるくらいの生産ができるようにしていきたいですね」と今後の目標を語ってくれました。

「ふゆみずたんぼ実験田」推進協議会
〒323-8686 中央町1-1-1(市役所5階 農政課内)
【電話】22-9269(農政課)