しごと ちょっと拝見! MOKAの職場

■ダイニック(株) 真岡工場 第七事業部真岡加工箔技術グループ
中村祐介(なかむらゆうすけ)さん(28歳)
仕事の達成感と自己の成長を実感できる働きやすい職場環境で毎日が充実しています。

▽仕事内容を教えてください
当社はアルミ箔はくを加工して、食品用の容器を密封する包材を製造しています。具体的には、乳酸菌飲料等のふた材やマヨネーズ等のインナーシール材などを手掛けています。私が担当する主な業務は、新商品のふた材の設計や、既存商品の包材の問題解決、改良に取り組むことです。また、取引先が求める品質について、ヒアリングに基づきながら、材料の変更やコーティング技術の設計開発などを行っています。

▽入社のきっかけは何でしたか?
大学で研究をしていた高分子学の知識を生かして、何か製品開発に関わりたいと考えていました。会社説明の時に、当社製品のふた材に使用されているフィルムが、高分子膜を用いた実験とイメージが重なり、興味を持ちました。研究で得た知識を活かせると思い入社を決めました。

▽やりがいは何ですか?
包材について改善の要望があった際、実際の商品を再現して実験を行い、原因を追究することが面白いです。また、分析したデータをもとに試作を重ね改良した製品を喜んでもらえた時は、達成感があり自己の成長を感じます。

▽苦労したことはありますか?
製品改良には常に課題が伴います。例えば、ヨーグルトの容器のふた材は、ふたをはがした際や発酵時の強度が求められます。また、アイスのふた材は、冷蔵庫から出した際の温度変化に耐えられる設計が必要です。特殊な装置を用いて、あらゆる条件下で、実際の使用環境を再現しながら実験を行うため、改善策を導くまでに長い時間を要することですね。

▽今後の目標を教えてください
自分が携わった製品が、市場へ流通し、目にすることができるよう経験を積んでいきたいです。

●会社プロフィール
ダイニック(株) 真岡工場
所在:松山町16番地
業務開始:1970年
ダイニックは、1919年にブッククロスの国産化を目的として設立されました。長い歴史と新技術の融合によって独自の複合技術を開発しています。100年以上の歴史が築いた技術力により家庭やオフィス等広い範囲に渡って市場のニーズに応える製品を提供し続けています。

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