くらし まちかど*リポート

『多世代交流のかけ橋に』

Sunrise Project 代表
山縣 佳恵さん

山縣さんは、人口の減少により活気を失いつつある地域を案じ、「誰でも気軽に集える場所をつくりたい」と、子育て世代の仲間とともに「Sunrise Project(サンライズプロジェクト)を立ち上げました。
活動拠点は、かつて大金地区の子どもたちが集い、4年前に閉店した「日の出書店」の跡地。2年ほどかけて建物内の片付けや壁の塗装などを行い、令和7年2月に多世代交流の拠点としてオープンしました。「日の出書店は学生時代によく通っていた思い出の場所。この場所で、もう一度子どもたちの笑顔や、世代を超えた人と人との交流が生まれるとうれしい」と笑顔を見せます。
現在、Sunrise Projectは週末を中心に開放しており、子どもだけではなく、大人や近所のお年寄りの憩いの場にもなっています。山縣さんは、「ふらっと気軽に立ち寄ってもらい、みんなで話をしたり、勉強をしたりと、様々な形で活用してもらえれば」と目を細めます。
今後は、イベントの開催も力を入れていきたいと意気込む山縣さん。「まずは自分が楽しむこと、そして同じくらい来てくれた人たちにも楽しんでもらうことを大切にしたい」と話します。
山縣さんはSunrise Projectとともに、これからも温かな交流の輪を広げていきます。